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5.29日(日)朝9時30分、FM沖縄『EPO風と海と空と』
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今週は、『そこまでしなくても?』『瀬戸内寂聴99年生きて思うこと』
という映画のご紹介の話題です。
寂聴さんとは、過去2回、寂庵で直接お話をする機会がありました。
1度目は対談、2度目はプライベート。
お酒とおいしいものがお好きな方でした。
私は、まだ、30代のはじめだったかなあ。
寂聴さんは、彼女の目に映る私に、
多くのヒントとアドバイスをくださいました。
本当に貴重な体験でした。
映画上映にあたり、映画を作った中村裕監督から、
映画の内容について少しお知らせをいただいていました。
殺伐としたニュースが流れる中、この作品は、
私の心を本当に気持ちの良い場所に連れていってくれました。
人は、揺れたり、迷ったり、止まったり、暴走したりします。
そんな人間のありようを受け入れ、
情熱と、感謝と、懺悔と、許しを、作品に込め、
ご自身の痛みをも、小説を通じて昇華させていらしたのだと思いました。
歌を作る私に、彼女は、こうお話ししてくださいました。
「EPOちゃん?別れた人のことを歌にする時はね?
実物よりもいい男に描いてあげなくちゃだめよ。
そのほうがいいの。私はね、いつも、そうしてるの。」
と、少女のような笑顔で、日本酒をぐびっ。
久しぶりに、人生の大先輩から、黄金言葉をご教授いただような、
とてもよい時間でした。
見て良かった...。
心の底からそう思えた、久しぶりの映画でした。
実際には、今日から上映だそうですね。
瀬戸内寂聴さん、映画を撮られた、中村裕監督に、
心から感謝をお伝えしたいです。
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