●嵐の浄化
あんな雷見たことない!
久しぶりの日記です。
地方でのコンサートが何本かあり、行ったりきたりで、バタバタでした。
PAの音がなかなか決まらず、モニターの中で、自分の声が気持ちよく聞こえなくて、かなりストレス。
なんとか、力で、声を押し出そうとしてしまうから、声帯をプッシュしちゃうじゃないよ。
私ね、大きな音が鳴ったり、誰かが怒ったりした時に、腕と胸が痛くなる。ライブ会場とかで、スタッフ同士ががなり合っていたりする声とか、実は、大嫌い。腕が痛いのなんのって。
クリエイティブなものを、作るためのプロセスなんだろうとは思うのだけど、私は、かなり耐えられない。歌う前に、エネルギーが収縮してしまう。感情的になった人から、エネルギ−を奪われたような気持ちになるからかな。すごく疲労する。
こんなところで、勝負すんなよって思う。妖精も逃げちゃうよ。
そんな状態になる前に、私が「お願いだから、ちゃんと音楽をモニターの中で作って!」と、不満を爆発させればいいのかしら?
なんか、それも嫌ね。音に不満はあるけど、私は怒っちいゃいないもの。
それは、感情とは別のもの。用件を、ポトっとそこに置けばいいだけなのに、
どうも感情的にならないと、伝わらないって思っていることの方が多いかもね。私たち。その場を、借りて、自分を発散してるのかな。
最終的に手に入れたいものが、手に入ればいいのにね。
しかしな...そりゃないでしよ?音が決まらないのに、方向性をリクエストすると、ふてくされたり、目の前で、お弁当食べられたり、タバコ吸われたりするのって、とても悲しい。「どうせ、営業仕事で適当に歌ってるんだろう?」ぐらいに思われてるのかな。
私は、皆とチームだと思ってるのよ?初めて仕事するPAの人とも。なのに、残念。そんな、愛の無い珍しい現場が、続いたの。でも、素晴らしいことに、お客様には愛があった。野外で、最もやりにくい感じの場所に、思いがけず何千人も集まってくださり、POPなものだけでなく、最近の音楽的な作品にも、じっくり耳を傾けてくれた。私とお客様の間には、信頼関係が確実にあった。それが救いだったな。
そういえば、こちらのスタッフがと現場ですごくもめた主催者に、契約書をあらかじめ送っていたのに、郵便が戻ってきちゃった。払ってくれるのかな。ギャラ。心配。
そんな気持ちの連続で戻ってきた葉山に癒された。
すごかったですね。雨、風、雷!
自然はすごい。雷が光ると、一瞬にして、昼間のような明るさです。
なんだか、体の中にエネルギーがチャージされてくるみたいな感じ。
浄化の雨でしようか?
窓の外を見ながら、そんな中、『風と海と空と』の登録手続きに追われていた私。
葉山の花火、今年も雨か...。
と、あきらめかけていたけれど、なんとすごい!
最終的に、決行しましたよ。小雨の中!
雷と花火、一緒に光っていましたね。
***(株)eponica Record/MUSIC&DRAMAからのお知らせ***
MUSIC&DRAMAは完全予約制です。アポイントなく、ご訪問を予定されている方!あなたが、呼び鈴を押すのを、やめることが、同時に、ひとりの人間の、望ましい未来にエコロジカルに参加していることを!なんて、素晴らしいんでしよう!その人の、命の輝きに光として参加していることって。
コメント
来週、友人のライブをサポートする予定です。
もう4年くらい二つのグループのサポートを
地元でしていますが、
『彼らがその時最高のパフォーマンスをできるように、
余計なことで煩わせない!』
が私の信条です。
決して高いギャラを支払える訳ではないのです。
地方では聞けない素晴らしい演奏をしてくれる彼らには、
その他に私にできること、考えつくことは
やるのが当たり前。
ミュージシャンを差し置いてお弁当・・・。
信じられない。
大声もだめです。
冷静になってないってことですよね?
いいものを作る素地には全くならない。
時と場合にもよるけれど、
大抵はその人がそれで発散した分
周りに負のエネルギーをばらまいて、
さらに事態を悪化させるだけです。
萎縮しちゃってできるものもできなくなりますよね。
生半可にわかってるような人に
そういうタイプの人が多いように思います。
音楽は人を心地よくさせるためのもの。
現場の人がわかってないのは辛いですね。
でも、epoさんの歌を聞きたい人はやっぱり違う!
それだけepoさんの歌に込められてる
愛が伝わってるってことですね。
葉山の落ち着いた空気で、
epoさんもゆっくりたっぷり浄化されますように。
Posted by: ひめゆき | 2007年8月 2日 10:33
激しい雷雨がつづいて
やっと横浜でも真夏が到来しました。
梅雨が長く短い夏でしょうが、
太陽と青空に会えると気分もいいですよね。
さて、パルコ劇場のチケット先行予約、
申し込みました。当たりますように。
偶然ですが、先日同じ劇場で「ラブレター」を
観てきました。生の、静かな声がきれいに届く、
観やすい劇場であることを再確認しました。
秋のはじめにEPOさんに
お会いできることを楽しみにしています。
いろいろあるけど、
なんくるーない、よね。
Posted by: 一南 | 2007年8月 2日 13:31
必要以上に大声を出すのはストレスの感じることですね。
小笠原ネタで恐縮ですが、イルカと泳ぐ時は驚かさないように、船からは極力静かにエントリーするよう指導されます。そして海中で静かに待つとイルカは私達を歓迎して、至福の時を過ごさせてくれます。
やはりライブで歌う時以外は穏やかに過ごしたいものです。
そうすると夜のお酒もとても美味しいです。
Posted by: 小笠原の横顔 | 2007年8月 2日 19:52
大きな声で叫ばないと、あるいは
叫んでも、誰も自分の気持ちや
願い、欲することを聞いてくれない・・
幼児期のその恐怖感が
人に大きな声を張り上げさせるのだそうです
だから大声は恐怖の叫び
誰も自分のことを顧みてくれないという
幼い魂の孤独が
悲痛な声をあげているのだとか・・
聞こえているよ
聞いているよ
あなたの気持ち、存在、願い、祈り
それは静かな小さい声で伝えても
必ず誰かに受け止めてもらえるのだと
大きな声で話す人に
静かに伝えてあげられる
強い自分になりたいと思います
Posted by: ぶるーどらごん | 2007年8月 3日 10:40