« 感謝、感激!パルコ大盛況 | 日記TOP | 昼間からビールなお休み!うふふ! »

2007年10月 1日

●多文化精神医学ワークショップでのEPO


多文化間精神医学ワークショップ

パルコ劇場でのコンサート、金曜日だし、打ち上げでは、もっと飲みたい気分も我慢し、東京駅に移動。翌朝8:30の新幹線にて笹子さんと盛岡に移動しました。
多文化間精神医学会が主催する会。『しごと・家族・文化』をテーマに、シンガポールと中継を結び、精神科のお医者さんをはじめ、海外赴任者の支援をする企業や、マニラ育英会代表の方などが、海外に住む日本人や現地の子供達の心の問題をとりあげ、意見を交わすという研究会でした。『小説の中の家族』をテーマに、特別講演で来られていた作家の浅田次郎さんのお話しは、本当に面白かった!楽屋で、ライブの準備をしながら、いろんな方々のお話しに耳を傾けているうちに、前日の疲れも、このお話しのエネルギーに助けられ、なんだかとても元気になってきました。MUSIC&DRAMAには、お薬浸けになり、自我を失いそうになった方々が、とてもたくさんいらっしゃる中、「お医者さんにもっと共感してもらいたい、話を聴いてもらいたい。」そういう声をよく聴いてきました。まあ、だかたこそ、私たちのような仕事があるのですが、とても複雑な気持ちですね。お医者さんは、お薬はくれるけど、あまりお話しを聞いてくださらない、という印象を持っているクライアントがたくさんいることに、愕然としたのは、私も宮川先生も同じでした。
 この日集まった、多文化間精神医学会の先生たちは、人間の尊厳や人間らしいあり方を医療の立場でどのように理解し、人々導いたらよいかを模索されている医師の集まり。「自殺を防ぐためには、人が孤独にならないためには。」
と、真剣に交わされる、日本とシンガポールの現場での意見交換。
参加者の方々の形にとらわれない自由な空気と好奇心は、学会というのに、聴く人達を飽きさせない、とても楽しいものでした。そこにあるのはまさにワンネス。交流会でお話しをさせていただいたお医者様たち。みんな大きなハートが開いているのを感じました。それと、多くの先生がとてもユニーク!特に、この多文化間精神医学会会長の鈴木満さん、昨年の北上のコンサートのCD売り場で最初にお目にかかり、そして、帰りの新幹線の駅で、待ち伏せしてくださったかのように(笑)私たちをこの学会イベントにお誘いくださったのがきっかけでした。(もしかしてナンパ?)鈴木さんは、すごい先生なのにとても無邪気な方。この日のライブで、笹子さんのギターがとても気に入り、笹子さんにギターを教えてもらうんだと、熱く語っていました。「お家まで、伺ったら教えてくれるかしらん?」と、このことは、笹子さんには、まだお伝えしていませんが、どうやら本気で岩手から通いたいらしい...。
 素敵な人達と知り合いになれて、とてもよかったです。
こういうお医者さんが日本にもたくさんいることを、多くの患者さんたちに知って欲しいなと思いました。
 私たちの音楽が、このような場のサポート要員としてお手伝いできるこを、誇りに思いました。

トラックバックURL:

コメント

笹子さんのギターを聴いて
是非教わりたい、と言えてしまうなんて
(しかも本気でやる気満々?)
・・・すごい勇気です・・・
これだけで、とても素敵な先生と解りました。
それにしても
まだ、私パルコ劇場の夢から
覚めません。。。あまりにも圧倒&感動
が大きかったので。
風と海と空と・・毎日エンドレスで聴いています。もう来年の夏が待ち遠しいな〜!
そうそう、EPOさん、
こないだ笹子さんのダイアリーで
椅子にはまった写真、見ましたよ(笑)
あの状況なのに、無残な姿ではなく
なんだかとっても可愛いです(*^_^*)
(すぐ抜けましたか?)

お久しぶりです。
パルコ劇場のライブも、大感動の皆さんの言葉から、見には行ってないんですけど想像はできます。聖なる空間の中、感動の鳥肌だったんだろうな〜。って。私も、また、行ける機会を作ろう!
1日の日記を読んで・・・今、通信の手段がとても便利になってますが、やっぱり人は身近に感じる言葉の中の温度が欲しいんですよね。何気ない一言でほのぼの出来れば、いいんですよね。私、思うんですけど、お医者さんは、診察は診察でして、会話は、もっともっと軽く、というか、お隣さんと話す感覚で接してくれると、何よりの薬なのではないかなっと。難しい事だけど、人と人の間に、いらない壁が多くなってきてる気がします。素の心で暮らしていければ、自然に孤独も病も減るかもって思ってます。自分も、そうなれる様に日々を暮らしていこうって!もっと、もっと人間くさくなるぞ!!(^^)

 入魂のコンサート有り難うございました。EPOファン、初EPO体験者共に涙する姿がありました。毎日の診療の忙しさの中で忘れかけていた動機付けを呼び戻す、振り返りの時を共有できたこと嬉しく思います。1日に30人も診察していると自分がすり減っていくのがわかります。すり減っている医者にお付き合いいただいている患者さんには申し訳ないのですが、週明けに仕事に戻って、いつもよりちょっとだけいい感じの診療ができた気がします。
 昨秋の北上コンサートの翌朝、今回のワークショップの副会場に設定したシンガポールに発つべく新幹線のホームに佇んでいました。そこでEPO様ご一行と再会したのは偶然です。もし、待ちぶせしていたのであれば、ナンパというよりストーカーと呼んだ方が適切かも、、、。そのとき、そんな偶然を私は「必然」と直感し、不躾ながら勇気を出して盛岡コンサートのお願いをしたというのが真相です。5月には当学会の国際会議が葉山の近くで開催されるなど不思議なご縁がありました。感動のコンサートの余韻に浸る今、北上駅での直感が正しかったことがわかります。こころの健康の専門家として一緒に勉強していただければと思います。今後とも多文化間精神医学会と年季の入ったギター少年をよろしく。

私も現在メンタルクリニックに通っています。
1ヶ月の間に何があったかを私から報告、
忙しくしないようにと言われて
薬をどれだけ処方していただくかを話し、
次の診察日を決めて診察は終わり。
その間約5分強。

そんなものなのかな、と思いつつも
たぶんこのまま劇的な改善はなく
一生つき合っていくのだとぼんやり思っていました。
症状が他の方より軽いのかもしれませんが。
病状が見えるものではないので
自分でもよくなっているかの判断がつきません。

それでも、私にとっては
音楽は心の平安に欠かせないものです。
epoさんの音楽によい刺激を受ける事も
度々です。
epoさんの目指す音楽、そしてカウンセリングが
多くの人に知られる事を心から祈っています。

こんばんわ。私は、盛岡での多文化間精神医学会でEPOさんの歌を聴きました。舞台から見て左側、前の方に座っていました。とてもこころに浸みる歌で、本当に感動しました。私は1960年生まれですがその時までEPOさんのことを知りませんでした。ごめんなさい。懇親会の席で、他の先生から”え?知らなかったの?”とびっくりされてしまいました。盛岡の後、新潟に行かれたり、沖縄に行かれたり大忙しですね。体調を崩されませんように。