●丁寧な生き方
１０／３０日にセンチメンタル・シティー・ロマンスの３５年記念ライブが渋谷クワトロでありました。
私は、カウンセリングの仕事があったりして、後半にやっと間に合ったのですが、その時点で、すごい人！人！人！一般のお客様はもちろんですが、なんとなくどこかで見たことのある感じのする業界の人たちや、アーティストの人たちが、たくさん来てた！そして、ものすごい熱気。
私も懐かしい人たちにたくさん会った！
ニッポン放送の『たむたむタイム』や、『ライオンフォークヴィレッジ』のデイレクターをしていて、当時私たちのバンドを発掘してくれた藤井さんとは、何年ぶりの再会かしらん？
しかし、素晴らしいバンドですよ。センチは。すごい人たちであると同時に、メンバーの人柄も最高。彼らの周りにはいつもほのぼのとした気持ちよさがあるの。
そうそう！ゲストに小坂忠さんや、まりやさん＆達郎さんもお忍びで登場！伊勢正三さん、最後に加藤登紀子さんまで！素晴らしい先輩たちが語るセンチとのエピソードも楽しかった。
なんて素晴らしい３５周年なんでしよう！？彼らが丁寧に生きて、丁寧に音楽活動をしてきた結果を、ステージに見たような気がしました。
ライブ終了後、小腹がすいたので、友人４人と宮崎料理を食べにゆき、その後、打ち上げ会場へ向かったら、そこには昔一緒に仕事をしていた知り合いの人たちがたくさんいて、思わず話し込んでしまいました。
私がデビューした当時の話だけど、「僕らは音楽をもっと丁寧に作っていたよね。そして丁寧に宣伝して丁寧に売った、アーティストも、スタッフも、僕らはいい音楽を作るんだって、真剣だった。」
いい時代だったんだな～。今は今で、皆真剣なのかもしれないけれど。でも、今の音楽業界は何かが違う。WICAを作っていたころから、時代が変わるのを感じてた。
音楽業界の流れは少しずつ時代に向けて、進化したのか退化したのか、それとも全く異なるものに、変わってしまったのか私はよくわからない。世界的に、どんどんCDは売れなくなっているらしい。レコード会社もどんどん外資系になってる。
だから、一度に予算を回収できる方向のものをアーティストは求められるし、回収できないと契約は打ち切り。
儲かればいいの？音楽って？売れれば価値があるの？一年後には忘られてしまっても？
「はい！それでいいの。ビジネスはそういうもの。」その考えを否定しようとは思わないけど、
心を込めて丁寧に作った音楽は、時間をかけていつかたくさんの人たちに、長い間愛されていくことを私は信じているの。だから、これからはLIVEの力が試される。
eponicaRecordは、そういう音楽を今後たくさんリリースしていきたい。
生きている人間がちゃんと楽器を取り扱って表現する音楽、CDでは再現できない空気感に価値をおきたいと思うの。
LIVEの時代だよ！これからは！センチを聴いてもそう思った。
AQUA NOMEのライブ盤の準備、いよいよ本格的に始まりました。海外リリースの準備もあって、
国内リリースは来年までのびそうですが、本当にいいものになりそうです。
丁寧に時間をかけて作り上げた音楽だもの。丁寧に時間をかけてTDし、リリースするね。
だから、満足するテイクが集まるまで時間ががかかってるけど、みんな許してね。ごめんね。
コメント
本当に最近聴きたい音楽が・・・ない。音楽に飢えている！だからAQUA NOMEのCDは特別に楽しみ。大丈夫、いくらでも待ちますよ♪それにしてもセンチのライブのゲストは、読んだだけでもう鳥肌です。行きたかったなぁ！正やん！？中学の時からあこがれの人ですよぉ。「湘南・夏・・・」って名曲、ご存じですか？
Posted by: アプリコット | 2008年11月 1日 20:39
＞まりやさん＆達郎さんもお忍びで登場！
おっ！行けば良かった！（笑）
＞心を込めて丁寧に作った音楽は、時間をかけていつかたくさんの人たちに、長い間愛されていくことを私は信じているの。
突き詰めれば音楽は波動なので、何故クラシック音楽が何百年も人々に聴かれているかというと、波動の高い音楽が多いからです。
波動が高い音楽は、人間の霊的成長のための栄養になります。
今、ＥＰＯさんが目指している音楽も、多分そういう音楽だと思います。
私は最近また鬱症状が出ていたんですが、就寝時に「百年の孤独」をリピートで流していたら、鬱症状が出なくなりました。（笑）
これは、音楽との相性的なものもあると思うんですが、ＥＰＯさんの作る音楽には、そういうヒーリング効果があるんですね。
地球の波動がどんどん上昇している今、私達の波動も高めていかないと自然淘汰されてしまうでしょう。
そういった意味でも、ＥＰＯさん、波動の高い素晴らしい音楽を沢山世に出して下さい。
＞だから、満足するテイクが集まるまで時間ががかかってるけど、みんな許してね。ごめんね。
いつまでも待ちますよ。
達郎さんのアルバムを何年も待って、待つのには慣れていますから。（笑）
Posted by: あいうえお | 2008年11月 1日 21:41
誰が何と言おうと、私はここに居続けます。
引っ越しも終わったので、復帰します。
そうですね、wicaの時は、バブルが崩壊した時なんです。敗戦の復興から、成長し続けた日本の経済が壊れた時。私が大学院１年が終わるころで、どうしようか悩んでたころ。景気が良くてこれからの理系人間は大学院に行って当たり前、って時代に大学院に進学したはいいけど、大学院出るころには就職が無かった、って時代。
あの時から、日本はおかしくなったんです。確かに某総理大臣の時代は戦後最大の好景気だったなんて言うけど、あれは嘘だ。結局、あの時代に、金儲け主義に陥ったのかな。
残念ながら、不景気は継続中です。
そういった、矛盾もインディーズ会社の社長として追及して欲しい。
Posted by: AR | 2008年11月 1日 22:34
いや～30日のセンチの35周年記念ライブ、行きましたよ！
ほんとすごい熱気で、素晴らしい演奏とMCで立ちっぱなしも苦になりませんでしたよ。
残念ながらEPOさんの飛び入りは無かったですが、他のゲストの面々がものすごくびっくりしました。
特に正やんの「海風」まりやさんの「突然の贈り物」よかった～
その夜は興奮して中々眠れませんでした。
Posted by: 浦和カモン | 2008年11月 2日 01:22
ライブはすてきですよね。
昨日Yaeさん（加藤登紀子さん藤本敏夫さんの次女）のライブに行ってきました。シンプルで着心地のよさそうなワンピースに素足で登場。手には鈴や鐘など優しい音色の打楽器。のびやかな澄み切った声。あ、どこかで出会った光景、そう、かつて東京に住んでいたときに行ったEPOさんのライブと空気感がとても似ていました。大地の音を彼女を通して聴くような感覚、カラダと心がふるえました。ライブに行けたことを心から感謝しました。
EPOさんのライブにも是非行きたいです。叶いますように☆
Posted by: 風花 | 2008年11月 2日 14:31
風花さん、
そう、私も以前よりyaeさん気になる方の一人です。
とても素敵ですよね。
epoさんの音楽に近い空気感を感じます。
風花さんと同じこと考えてました。
うれしなな。＾＾
一度yaeさんのライブにも行きたいです。
Posted by: アプリコット | 2008年11月 2日 15:37
閉塞感のある日本の音楽市場にエントリーする前に海外を選んだのは正解！
"赤信号みんなで渡れば怖くない"という、違いの分からない気質には、
海外からの評価に右にならえですよ(笑)
Posted by: 一郎 | 2008年11月 2日 20:25
言うよねぇぇぇ、素人の分際にも俺って(笑)、でも的を得てる？(笑)
ともあれ、宿題(アクアノームのリリースのこと)は後回しにして、
大人のお遊び(センチとのライブ)について真剣に考えてみません？
竹内まりやさんの『シンクロニシティ』のPVにセンチが出て来るけど、
楽しんで演奏してるバイブレーションが伝わって来ましたよo(^-^)o
Posted by: 一郎 | 2008年11月 4日 20:26
30日のライブは本当にすごい熱気でした。
私もオーディエンスあるいは飛び入りのEPOさんにお会いできるかと
思いましたがあの状況では無理でしたね。
LIVEの時代・・・、丁寧に時間をかけて作り上げた音楽・・・、
そうですよね。私も数年前、久しぶりにEPOさんのLIVEを聴きに
STBへ出かけ、オープニングの「聖き彼の人」に引き込まれて
しまいました。
ところでAQUA NOMEのライブ盤は海外にもリリースされるんですか？
そういうオファーが来たってことですか？
Posted by: lala | 2008年11月 4日 22:29
軽薄短小の時代を経て、もう一度丁寧なもの作りへの回帰が
求められている様に思います。
売れるものをあっという間に消費し尽くして
次の似たものへ流行が移って行く。
これは教育によるものも大きいのだろうなと思わされます。
その人のある場所でその人が出来る事を丁寧にして行く事。
これが今歪んでしまった価値観を元に戻して行く一つの方法ではないかと思います。
その中で丁寧に作られた音楽を余裕をもってゆったり聞ける事、
それが自分の安らぎになるという事がありがたいですし、
そういう音楽を提供して下さるepoさん他志のある方々がしっかり
現場で活躍されている事に感謝します。
Posted by: ひめゆき | 2008年11月 6日 07:25