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2008年12月16日

●収縮日の過ごし方

シカゴで一泊、ようやく日本にもどりました。
大学にいる間は、意識がものすごく拡張している。
無意識の世界で起こっていることを自分の中で検証したり、見たり、感じたり。
時には、目に見えないけど、目じゃない目で見ている自分にも出会う。
地面にしっかりたって、地球とつながって、今ある現実のBODYをちっかり持ちながら、
両方のフィールドの中に自分を置くことを強く強く言われる。

あれ?これって知ってる感覚。
『満ち行きて』とか、『聖き彼の人』とか、『DANCE』とか、
そういうの歌ってる時、自分がそうなってたんだって気がついた。
インプロやるときも。

そんな意識が地球規模で拡張した後は、ゆっくりと収縮に向かう。
その時、とても繊細な気持ちになっているので、
優しく優しく自分を取り扱うようにしているの。

学校からは、授業が終わった後は、なるべく刺激的な音や視覚的なものを、
避けるように言われてたんだっけ。

ところが...
昨日、晩ご飯を食べながらたまたま、広島のドキュメンタリーをつけてたんだけど、
ドカーン!と、音まで聞こえて、心の中に、爆風が吹いてきて、悲しみが押し寄せた。

原爆を開発した博士が来日。
実際に自分が爆弾を投下し、それをフィルムにおさめていたんだけど、
その博士が、生き残った遺族に、「僕は謝罪はしないよ。日本軍の真珠湾攻撃を忘れたのかい?」そのひとことを聴いたとき、
私の中の何かが動いた。

まさに、エモーショナル・リアクション!
瞬間的に、自分の中にスイッチが入った。

あ〜知ってる〜この嫌な感じ。
すごいデイフェンス!
絶対に誤らない人の感じ。
そうしなきゃいられなかったんだな。きっと。

自分がそうしたのは、あなたが悪かったからだ。
あなたが、私に、そうさせたのだ。
悪いのはあなたなんだから、私は絶対に誤りませんよ〜
ということなのだろうな。

彼は、国をしょって、爆弾を研究してたんだもの。
個人で開発していたわけじゃないんだから。
それを、TVで日本中の人たちが見ているなかで、
「すまなかった」のひとことを発言したら、
国全体が謝罪していることと同じになるわけで、
その責任を彼ひとりが背負うには重すぎるんだなと思った。
TVに出て後悔したんじゃないかしら...。
彼は、アメリカで生きていても、
おそらくこの地球規模の痛みを個人的に感じていないわけはないとおもうもの。

「爆弾を落とす必要はなかったんだよ」
他に二人のアメリカ人がコメントしていたんだけど、この人たちの声や表情のエネルギーと、この博士とは全く違い、ちょっと安心した。
でも、ある意味、いろんな現実をたくさん感じてるのも、
この開発者のひとりである彼自身。
だから、痛かったのかな。
遺族と同様、博士の表情も。

このTVの中の不毛な会話を聴きながらご飯を食べていたら、
消化不良をおこしそうになったので、録画しとくことにした。

収縮期にとっては、刺激が強すぎ。
あとで、ゆっくり見て、感じることにしよう。

今日は、近くの温泉にでもいこうかな。
頑張った自分に優しくしてあげよう。
おいしいものも食べよう。
留守番してくれた植物の世話をしよう。
友達からの手紙を読もう。


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コメント

今、テレビをつけたら、テレビ東京の番組に鈴木蘭々さん(キミとボク)が出てました。

シンクロニシティ?(笑)

以前から言われている事ですが、訴訟の多いアメリカでは『自分が謝ったら負け』みたいな意識が強いですね。それに加えて国の意見を代表する立場におかれてしまったら、そこで間違いでしたとは言えない。
でもそれが見ている方には地雷になる訳で。きついです。
私は児童虐待のニュースがかなり地雷でニュースを見る度それがドラマ等で取り上げられる度スイッチが入って、感情がかき回されるけど
見ずにはいられない状態でした。
最近あまりの件数の多さにその事については過剰反応を自分でセーブし
ているようですが、視覚聴覚嗅覚は過敏で特にクリスマス、年末年始の
色んなものの中にいるだけで疲れます。
常に拡張状態でいるのかな、とepoさんの日記を見て思いました。