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2009年1月 4日

●萩本欽一さん



 明治座で公演中の『あらんはらんしらん』を見にいきました。
笑った!感動した!ほろっとなった。
 楽屋で、萩本欽一さんにお目にかかり、またもや感動。とても優しいでした。その優しさの中にある、厳しさ..本物を作るために費やした存在の年輪のようなものを感じました。
 素晴らしい人でした。

 私は実は、普段TVを見ていても、心からあんまり笑わない。
本当に、今のTV、おもしろくないんだもの。
 友達からは、私という人間は、よく笑ってる人のように見えてるんだけど、それについては、独特のツボのようなものがあって、それにハマると一時間でも笑っている、その場面に遭遇する人が多いからそう思われているのかもしれません。

 それがどの種類のカテゴリーに入ってるのかずっとわからなかったんだけどね、
ある日わかったの。
 実は、コント55号!!海外だと、モンティー・パイソン、ブラック・アダ、ミスター・ビーン、これに尽きる偏りよう。
 そのどれもが、どこか人間の営みの中にリアリティーがあるの。いかにも、人間がしそうな本当のこと。
 そういう場面がとても好き。同時に、自分のオッペケな部分を笑って愛しているようにも思う。

 萩本欽一さんと坂上二郎さんの笑いが子供の頃から大好きだったな。
なんか、愛があって。
 二郎さんがとても可愛いく見える。突っ込みのセンスによって、コンビはいかようにも見えるのね。
 おふたりは、1600編ものコントをやってきたそうです。
二郎さんのコメントに泣きそうになってしまった。

 そして、今回も同様...楽しかった〜。公演中に芝居は再構築され日々変わるもの。
一月中に、もう一度、拝見するつもり。
 
 皆さん、ご存知と思いますが、私の投稿欄を閉鎖しました。
メッセージの方に、送られてくる、皆さんの個人的なコメントの向こうに、リアルな皆さんの存在を感じ、とてもうれしく思っています。
 正直な感想を送ってくださり、ほんとうにありがとうございました。
 
 芝居も音楽も人間関係もそうですが、言葉や音楽をどのように解釈するかは、ほんとうに皆それぞれです。
 私も、今日見た芝居を自分のフレームの中で解釈し、欽ちゃんに「素晴らしかった!」と、言っていたかもしれません。

 思いもよらないような皆さんの解釈を、ドキドキしながら読むのも新鮮です。
 それくらい、人間の想像力は自分がそれまで過ごしてきたフレームの中で自由に歌い飛び交う鳥のようです。

 その鳥はあなたの人生の中で生き、解釈されカテゴライズされた鳥であって、私の人生の中で生きている鳥ではないこともあります。

 同時に、長い時間をかけて届く手紙のように、ある日、準備ができた時に開封され、光をあびる言葉もあるなと、このごろ思います。

 





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