●大きなお祭り
大きなお祭り
偶然にも年に2回行われるという大きなお祭りに遭遇!村は祭りの準備で大忙し。女性達は、お供え物の準備に追われていた。
一月のBALIは雨期。緑はときおりたたきつける強い雨に洗われて、生き生きと強い緑を放っていた。
海好きの私は、BALIに限っては、山派になる。
UBUDという中部の村はいつ訪れても新鮮。治安もいい。
生活に根づいた彼らの宗教観や文化は日本文化のように、博物館に収まってはおらず、常に見えるところにあり、
植物の力強さや、樹木や草花は相変わらず色濃く、インターネット
カフェやATMなど、
村はとても便利になっているのに、村の大きく姿が変わったなあ~という印象がなかったのがうれしかった。
神様や先祖へのお祈りの気持ちは、この人たちの日常。
祈りの姿は、誰でもとても美しい。
ここに来ると、沖縄に帰ってきたような懐かしさがある。
BALI人のガイド、シュクラさんが日本に留学中、沖縄に行った時に感じた印象を話してくれたんだけど、彼らからみても沖縄はとても似ているらしい。
心が安らぐわけだ。
雨期のバリは何度か来ているんだけど、これほどの豪雨に見舞われたことは初めて。
雷と雨。雷の音も、雨の量もちょっと半端じゃない。
自然のエネルギーがゴ~ゴーと鳴いているような感じ。ダイナミックな歌だ。
『想像と破壊と維持』BALIヒンズー、宇宙の3つのエネルギーのハーモニーを、一度に聴かされたような気持ちになった。
夜中の11時から朝5時まで、村の人たちはお寺で儀式をするというので、頑張って見にいこうかという話にもなったけど、
「こんな嵐じゃ、やるわけないね」と、あっさりあきらめ、雨が小降りになるのを待ちながら、BARでカクテルなど飲み、就寝。
翌日、シュクラさんに聴いたら、彼も私たちの仕事が終わったあと、家族とお寺にいき、儀式をしていたという。「雨でもやりましたよ~。お祭りだからですね~。」と、普通に話し手くれたのに、驚いた。
神様に捧げるためのトランスダンスやガムランの演奏など、あの豪雨の中、どうやって行われたのかしらん。
次の大きなお祭りは、半年後だそうだから、是非また体験してみたい。