●急がない。焦らない。
「病気はゆっくりと螺旋階段をのぼるように治っていく。
木の葉を一枚一枚重ねるように。」
春田クリニックの春田先生の言葉でした。
まったくその通り。
Healing的側面から補足すると、
私たちのエネルギーフィールドは、なんらかの治療を受けると、
そのフィールドから修復されて、肉体という入れ物に届き、
その修復されたエネルギーが実際に自分のものとして定着するまでに、
かなりの時間がかかります。
ですから、施術が終わった後もゆっくりBedから起き上がっていただくようにお伝えするし、
Healingの後は、充分に自分に休息を与えて欲しいのです。
心と体を統合する時間は、本来最も自分に優しく、
愛に溢れた時間です。
でも、人は、ちょっとよくなったような気がすると、
すぐに心が浮き足しだって、
統合のための時間をおろそかにしがち。
(自分自身にも言い聞かせています。はい。)
先生曰く、治療のプロセスを焦ったり、
治った気持ちになって一気に階段を駆け上がると、
ドスンと床に落ちるのだそうです。
そのショックや痛みから立ち直るのに、
とても時間がかかるのは自然なことかもしれませんね。
また一からやりなおしかと思うと、
やる気もうせるってもんです。
心と体は連動しているので、そういう場合、当然、
メンタルにも、人間関係にもひずみを起こします。
治ることを焦る..急ぐ....。
急ぐから自分の事も大切にできないし、
人のことも大切にできない。だからでしようかね。
しかし、その経験が自己成長のチャンスであることも確かなのに。
私たちは、なかなかそこに光を当てることができません。
病気とともに思うようにいかない怒りをかかえているので、
周囲や家族にとってはひとたまりもありません。
焦る、急ぐ..それというのは、言い換えてみれば流れには乗っていない証拠。
今いる場所や状態..自分の病状ときちんと向き合って、
現状の自分と一緒にいられないということですから。
人生や体の故障を一回でリセットできる魔法があったら、
どんなにいいでしようね。
カウンセリングにも同じようなことが言えます。
長い間の誤った思い込みから今の自分を作ってしまったのだもの。
本当の自分の歌を、同じぐらいかけて思い出すことにも価値があると、
私は思います。
サイゲンジ君の「風の轍」という歌が聞きたくなりました。
た。