7月11日東京渋谷のさくらホールで行われる、
３５周年の情報が投稿されました。
私の歴史をひも解くにあたり、かかせないラジオの番組がありました。
ニッポン放送で、かぜ耕士さんがパーソナリティーをされていた、
『たむたむタイム』。
同世代の皆さんにとっても忘れられない番組だったと思います。
ここ数年かけて、
事務所にある私の資料の選別をしているとこなのですが、
お宝音源が山ほど出てきました。

高校生の時に、この番組の『自作自演コーナー』に送ったDEMOテープを、
番組スタッフが選んで下さり、
私は、公開録音でライブをすることになりました。
本番で、あこがれの、かぜさんを目の前に、
インタビューを受けるも、
緊張でなにもしゃべれなくなってる私の同時録音カセットを聴きながら、
穴があったら入りたいくらい．．．、
ふたが開きかけたサザエにたとえれば、
出かかった身をふたたびくにょんと、中にもどし、
貝のふたを中からひっぱって絶対に開かないようにしたいぐらい、
恥ずかしくなりました。

でも、高校生の頃の自分の無謀さと、
恐れを知らない勇気と、
体育の先生になる予定でしたが、
「私は絶対にアーティストになりたいのだ！」という、
密かな企みに自信がなければ、
そこまでいけなかったと思うのです。

かぜさんの素敵な声は、
今も健在です。
今回、３５年の月日を経て、
ようやくご一緒にお仕事ができることを、
心から楽しみにしています。