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2016年3月15日

●EPO Meets 鴎林洞「PASSAGE」Session3

レジエンドたちとの、鎌倉欧林洞Live
EPO Meets 鴎林洞「PASSAGE」Session3
今回も、ものすごいエネルギーになりました。
とにかく、楽しかった。

3月前半は、日々、私自身に準備のいるセッションが、
関東や地方で続いて、
頭の中、ほとんどキャパオーバーな状態でしたが、
これは、私の成長の時間だったように思います。

そして、様々な音楽家たちと、様々な組み合わせで、
私の作品に取り組み、
どこにいても、どこで暮らしていても、
EPOができるように、
形のない宝物を、この一ヶ月、皆さんと、
一緒に作って来られたことが、
私の音楽的な資産になりました。

鎌倉のライブは、この間に作り上げた、
自分のエネルギーを、
全てみなさんに、
体感していただけたような内容になりました。
昭和歌謡ネタも含め。笑。

本当に、皆さん、ありがとうございました。
スタイリングを、ボランティアでして下さった、
清水まりさん、エリさん姉妹、チームEPOとして、
スタッフワークお手伝いくださった、皆さんに、
心から感謝しています。

下記、素晴らしいレポートになっていますので、
清水まりさんから、シエアさせていただきました。
素晴らしい文章力です。

清水 まりさんが写真9件を追加しました -- 宮川 永子さんと一緒です。

【鎌倉 欧林洞のミラクル★】(長いです...スミマセン^^;)

鎌倉駅を出て 小町通りを歩いて行って、
鶴岡八幡宮の脇をさらに進んで...
北鎌倉に続く坂道の右側に建つ洋館が、
ユーミンもお気に入りの洋菓子屋さん『欧林洞』です。

こちらの2階のサロンで行われるスペシャルなコンサートは、いつも素敵なミラクルが生まれます★

一昨年、ここで5回にわたって行われた「ブレッド&バターwithガールフレンズ♡45周年記念ライブ」には、吉田美奈子、五輪真弓、尾崎亜美...そしてオオトリにはあのユーミンこと松任谷由実さんがゲスト出演されるという豪華なラインナップでしたが、その4回目のゲストがEPOでした。

このライブで 私は初めて、EPOが鈴木茂さんをはじめ、小原礼さん、林立夫さん、中西康晴さんなど 日本のポップスシーンに燦然と輝く伝説のミュージシャンの方々をバックに、まるで水を得た魚のごとく伸び伸びと歌う姿をみました。。。
そして、あぁ、彼女はかつて、この方達の中にいたんだな...
本来彼女はここにいるべき人なんだな...と思いました。
( ※ 8~9枚目の写真参照)

それくらい、彼らの創り出すハイレベルな音とグルーヴの中で歌う「う、ふ、ふ、ふ、」や「DOWN TOWN」は素晴らしかった!

この日から、新しいEPOの第一歩が始まった気がします。。。

そして半年後の苗場...
EPOは、大好きなユーミンのコンサートで、世界的なファッションカメラマンのレスリーキーとの運命的な「再会」を果たします。。。★

そのひと月後の、去年の3月14日...
EPOの〝デビュー35周年記念イヤー〟の幕開けとして、欧林洞でのソロライブが開催されました。

バックのミュージシャンは、もちろん日本のポップスレジェンドのみなさま♬

その会場には、ナント、あのレスリーキーの姿がありました!

その時の事は、1年前の投稿で書かせていただきましたが、、、

とにかく、14歳の時に孤児になったレスリーが日本企業の工場で働くようになって、職場の日本人に教えられた日本文化の数々の中で、ユーミンとEPOの作る音楽の世界が、
たった一人の母親を亡くして絶望の中にいたレスリーをどんなに勇気付けたか...
そして、その数年後に、日本に留学生としてやって来たレスリーが、偶然仲良くなった当時のEPOの事務所スタッフの口利きで、実物のEPOに会うことができて。。。
まだ、学生のレスリーは、この時、亡くなった母親の形見のカメラを胸から下げていたそうです。
EPOは、レスリーにそのカメラで自分のライブの写真を撮る事を許します。
レスリーは、生まれて初めて、憧れのアーティストの写真を撮った。
そして、頑張って生きていたら、自分もいつか、憧れのミュージシャンの写真を撮るようなカメラマンになれるかもしれない...と思い、プロの写真家になる決心をしたんだそうです。

この話は、EPOも全然知らなかった話です。
レスリーは、いつかEPOにこの話をして、お礼が言いたいと思っていたのですが、その後、EPOは表舞台で歌うことがなくなって...
レスリーは「EPOが居なくなっちゃったんだよ!」って言ってた...(そんなコトないんだけどね^^;)

そして、なんという不思議な運命のイタズラか、
デビュー35周年イヤーのスタート時に、満を持しての再会☆

あの日、欧林洞の楽屋で、レスリーが1時間に渡ってEPOに語った、自分の人生...
「ボクは、あなたの歌のおかげで頑張れた。そして、あなたのおかげで、プロのカメラマンになろうと思うきっかけをもらった!」
と、心からの感謝の気持ちを伝える姿を、私は忘れることができません。
( ※ 7枚目の写真参照)

そして、レスリーは、そのお礼にと、35周年記念アルバムのジャケット写真とプロモーションビデオを撮らせてくださいと、申し出たのでした!

この後の、怒涛の日々...
友人として、スタイリストとして 一緒に過ごすことができたのは、私の人生にとっても本当に幸せなことでした。
心から感謝したいと思います。

一昨日の土曜日は、そのちょうど一年後...
欧林洞での、EPOの3回目のソロライブでした。

今回も、
夏の さくらホールでの35周年記念ライブ、2回目の欧林洞ライブ、秋の 品川教会グロリアチャペルでのNewアルバムレコ発ライブと、すっかりお馴染みになったレジェンドミュージシャンの方達と一緒でした。

回を重ねる毎に 益々素晴らしくなるサウンドと、ワクワクするような楽しい選曲!

この下に、セットリストを貼り付けますが、、、

初っ端から、EPOが一人で出て来てアカペラで歌い出したのは、竹内まりやさんのアルバムで知られた「五線紙」という曲...
今回初めて知ったのですが、これは、松本隆さん作詞 阿部恭弘さん作曲の歌でした。
当時は、まりやさん、随分背伸びした感じの歌を歌っているな...と思ったものでしたが、それで納得w
これを、歳を重ねた50代のEPOが歌うと、なんともいい感じでした。

♬10年はひと色 街影も夢色 
変わらないものがあるとしたら
人を愛する魂( こころ)の五線紙さ♬

もうね、のっけから、グッと胸に来ちゃいました。

そして、続いて、バンドメンバーが出て来て始まったのが、あのイントロ。
〈シュガーベイブ〉の「今日はなんだか」だよ!
ヤラレました。(T ^ T)

そのあとは、去年の秋に出たNewアルバム「愛を~LOVE IS ON~」から数曲、
そして1980年代の懐かしいEPOのヒット曲の数々もたっぷり。

今回は、鈴木茂さんが〈はっぴいえんど〉時代の名曲「はないちもんめ」を歌ったり、

EPOの弾き語りで、昭和のヒット曲メドレーのコーナーもあって、楽しかった。

そして、欧林洞に所縁が深く、EPOも大ファンで、レスリーとの再会のきっかけになった〈ユーミン〉の名曲「12月の雨」を心を込めて歌うEPOは、本当に素敵でした。

最後には、ブレバタの幸矢さんがサプライズで登場して、EPOに花束を。。。💕

ライブの途中で「百年の孤独」を歌い出した彼女が、感極まって涙を流しました...

有る意味、かつてのEPOの一つの転機になった この名曲を歌いながら、
いろいろな想いが彼女の中で交錯したんだろうな...
それは、音楽の神様に祝福された 本当に美しい涙でした。

どんなに辛いことがあっても、頑張っていれば 、想像もしなかったような素晴しい未来が必ずやってくる。
それは、EPOやレスリーだけでなく、こんなちっぽけな私にだって。。。☆

私はその事を、子供たちに少しずつでも伝えて行きたいと思いました。

最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。

この下に、セットリストを貼り付けます。

『2016.3.12 EPO meets 欧林洞 no.3』
《1部》
★アカペラで...
五線紙 (竹内まりや/歌・松本隆/作詞・阿部恭弘/作曲)

今日はなんだか (シュガーベイブ)
明るい方へ風は吹いてゆく( Newアルバム「愛を〜LOVE IS ON〜」より)
泣いたプライド(同上)
無言のジェラシー (1983年のEpo作品)
うわさになりたい (1982年のEpo作品)
雨のケンネル通り (1980年のEpo作品)

ーーーーーー

《2部》
★ギターの弾き語りで...
家族の憧憬 (アルバム未収録の最近の作品)
白い色は恋人の色( ベッツィー&クリス)
★ピアノ弾き語りで...
恋の季節(ピンキーとキラーズ)
潮風のメロディ(南沙織)
終着駅 (奥村チヨ)
生きがい (由紀さおり)

もう一度恋をしてみようかな (Newアルバム「愛を〜LOVE IS ON〜」より)

★鈴木茂さんコーナー
八分音符の歌 (松本隆/作詞・鈴木茂/作曲 1976年の作品)
はないちもんめ (同上 はっぴえんど・1971年の作品)

12がつの雨 (荒井由実・1974年の作品)

百年の孤独 (1992年のEpo作品)
DOWN TOWN (1980年のEpo作品)
う、ふ、ふ、ふ、(1983年のEpo作品)
ーーーーーーー

《アンコール》
土曜の夜はパラダイス (1982年Epo作品)
愛を!(Newアルバム「愛を〜LOVE IS ON〜」より)