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2017年7月 3日

●満員御礼!ありがとうございました。

たくさんの皆様のサポートをいただき、

7月1日『AQUANOME ~真夏の夜の夢』無事に終わりました。

毎年、完売間近になっても、ご予約の問い合わせが尽きなかったため、

今年も、スタッフと会場の皆様と相談しながら、

座席を増やし、限界までご入場いただけるようにいたしました。


当日、会場には、たくさんのお客さまの神聖な声が響きわたり、

それはそれは素晴らしい場となりました。

感謝の気持ちを込めて、

参加下さったメンバーの方へ、お礼とご紹介をさせていただきたいと思います。



[ドラム 佐藤正治さんのこと]


普段は、亮さんとWパーカッションで演奏をお願いしていましたが、

今回、マサくんのアイディアで、

AQUANOMEに初めて、ドラムを導入。


最初、AQUANOMEにドラム?と思ったのですが、

リハで彼の演奏を聴いて、とにかくびっくりしました。


ドラムなのに、繊細、かつ、

表情豊かなリズム。自由な発想と、アプローチ。

これが、亮さんの音と混じり合って、

本当に、すごかった!!

同時に、彼の独特なVOICE も良かったですね。




COCORO*COのこと]


17年目のAQUANOME

今回、COCORO*COの4人の歌姫が新たにAQUANOMEに加わり、

CDの中の重厚なハーモニーの再現を試みました。


数人の友人からの感想ですが、

彼女たちが舞台に登場した瞬間から、

明るい光が、舞台にさして、


「今日は、特別な何かが起こりそうだ」という、

予感がしたそうです。


この4人のBeeingが放つ明るくて暖かい光。


彼女たちの明るさは、

作り物の明るさや光でないことは、

出会ってからすぐにわかりました。


皆、それぞれに痛みの体験を持ち、

その痛みは、歌や音楽で救われてきたといいます。

歌を信じ、音楽の愛で自分を癒してきた彼女たちは、

今、歌で愛を放つ人たちになっているのだと思いました。

彼女たち用に書き加えた新しいVOICEパートとアレンジもありました。


歌詞の繊細な意味を読み取り、

掘り下げていく時、

私も含めて、COCORO*COそれぞれにプロセスが起き、

エネルギーが変容していくのを確認しました。


「その状態で歌ってほしい。絶対に、同じ気持ちがお客様に伝わるから。」

私は、彼女たちに伝えました。

このエネルギーが、

4人が加わることによって、増幅したわけです。


それをもってみれば、

会場に響き渡る、私たちのVOICEが、

空間や、感情を動かさないわけがないことを、

いらした方々のほとんどが気づいていらしたと思います。


COCORO*COとは、

「心と心が通い合う」という意味だそうです。


[ギター 鬼怒無月さんのこと]


AQUANOMEを地球を航海する小さな船に例えるなら、

この2年の間に、メンバーがあたらな生き方を見つけ、

船を降りるという祝福すべき出来事がありました。


みんな、それぞれに、

ユニークで素晴らしい音楽家たちばかりでした。


新しい乗組員に、鬼怒無月さんという新しいギターリストを迎え、

私たちはまた大海原へと再び出発。


鬼怒無月さんについては、

以前、瀬木さんというサンポーニャの奏者の方のツアーで、

ご一緒したことがあり、

その時の印象が、かなり強く私の中に残っていたのと、


AQUANOMEのメンバーである、

バイオリンの江藤有希さんが彼とデュオをされていることも重なりました。


鬼怒さんにとっては、何もかも初めてのAQUANOMEだったと思います。

少し、変わった楽曲も多い中、

一曲、一曲、真摯に向き合ってくださり、

2年目のAQUANOMEでも、素晴らしい演奏をしてくださいました。

テクニックもさることながら、

彼は、メンバーの楽器の響きに侵食するポジションを避け、

アンサンブルを重視してくれるおかげで、

私個人としては、皆んながそれぞれに素晴らしい演奏をしていることが、

本当によく聞こえて、

どれぐらい歌いやすくなったことかわかりません。


今年は、鬼怒さんとのデュオもあり、

互いの呼吸の中で、私の楽曲をどこまで豊かに再現できるかを、

模索中する機会も持てました。


彼のアコースティックギターが素晴らしいことはもちろんですが、

エレキギターの音!!痺れましたね~。



[パーカッション 渡辺亮さんのこと]


出会ってから振り返ると、もう、27年です。

すごいな。

沖縄AQUANOMEのメンバーでもあります。

亮さんのセンスは、絵画的だったり、色だったり、

私は彼の音を聞くと目の前に、

懐かしい風景や、色を見ることがあります。

それは、亮さんが美大出身ということもあるのかもしれないけれど、

美しいものを、音に変換する装置のようなものを、

彼は体の中に持っているのではないかとも思うことがあります。

そして、亮さんは、ブラジルの天才パーカッショニスト、

天国にいるNANA DNA が日本人で唯一受け継がれている人。

DVDの中で鍾乳洞に響き渡る彼のビリンバウには、

ずっと鳥肌が立っていました。

今回も、私たちを大地や海や空や楽園へと、

導いてくれました。


[岩原智さんのこと(しとさん)]


しとさんAQUANOMEのオルジナルメンバー。

口数少ないけれど、私たちが迷いの渦に巻き込まれる時、

必ず、肝心なところで、きちんと方向を示してくれる、

賢者の役割です。

ベースから、時々、不思議な音が聞こえてきます。

譜面には書かれていない、その音で、

私自身、ぐっとグラウンディングを取り戻せることがある。

その響きとアプローチが、とても好きでした。

今回も、素晴らしいベースと、チューバを響かせてくれました。

チューバ、泣けます。

しとさんの表情はAQUANOMEの名前が意味する、

水と大地を守る地球の叡智、そのものでした。


[バイオリン 江藤有希さんのこと]


素晴らしい演奏家であると同時に、作曲家です。

才能にあふれたバイオリニストです。

彼女のバイオリンは、

私たちのサウンドにとって、言ってみれば、

もう一人の歌です。

AQUANOMEには弦の役割が大きく、

嵯峨さんとのコンビネーションの美しさには、

いつも感動で泣かされます。

弦楽器がこれほどまでに、感情を揺さぶる楽器であるとは!?

とにかく、リハから、こみ上げてくるものがあって、

私は大変なのです。


時に優しく、時に激しく、時にパッションに溢れたその表現と、

キレの良さ。

彼女には、苦手というジャンルはないんじゃないかと思うほど、

引き出しの多さには驚きます。

翌日は、ご自身のソロのライブも控えていらっしゃったのに、

本当に、感謝です。


[馬頭琴&喉歌 嵯峨治彦さんのこと]


もと鼓童の金子竜太郎さんと、

嵯峨さん、私の3人でRyu's Beatというユニットを組んでいた時からの、

お付き合い。

彼も、AQUANOMEのオリジナルメンバーです。

あれから、17年ということになります。

私は、馬頭琴の音色が、大好きです。

草原の風に揺れる草や、

土地に脈々と受け継がれる、民の歌や知恵、

彼の響きを聴くと目の前に懐かしい風景が浮かんでくるようです。

沖縄バージョンのAQUANOMEで、鍾乳洞の中に聴き渡る、

彼の馬頭琴と喉歌もみなさん、是非、聴いてくださいね。

クエストホールを一瞬にして、

その世界に色付けしてくれるの深い音..。

素晴らしかったです。


最近、喉うたで、大瀧詠一さんの作品をカバーするという、

アルバムをリリースした嵯峨治彦さん。

いつもながら、かっこいい馬頭琴と喉うた。

最近ちょっと野馬のようにワイルドになった嵯峨さんでした。



Voiceサポーターの皆様のこと]



ワークショップにご参加くださった、

Voice  サポーターの皆さま、

今回も、ご協力本当にありがとうございました。


歌の練習ではありますが、自分自身と向き合う時間..。

勇気を持って、ご自身の話をみなさんの前でシエアして下さった、

ボランティアの方へ、心より感謝をしています。

たくさん、笑って、たくさん、泣いて、

本当にかけがえのないいい時間でしたね。


最近、歌だけでなく、メンタルな部分のグループプロセスを、

メインに希望される声を、たくさんいただいています。


一度、検討し、場所や時期が決定しましたら、

是非、開催したいと思っています。

皆様には、この場を借りて、心よりお礼を申し上げます。


本当に、素晴らしい時間をありがとうございました。


[エンジニアのハルちゃんのこと]


私の歌を支えてくださっている最強の味方。

彼女とも、ほぼ、25年近いおつきあいとなります。

加藤晴美さん。

彼女がクレアジャパンに 在籍していた頃からのパートナー。

当時、女性の音響スタッフはとても珍しかったと記憶しています。

彼女はモニター担当で、ステージを走り回り、

すべてのミュージシャンに快適なモニター環境を作ってくれる、

当時から、天才的な技術者でした。

現在は、矢野顕子さんをはじめ、多くのアーティストのライブを手がける、

フロントのメインエンジニアとして、活躍中。

今回、彼女の教え子たちである生徒さんが、

14人もボランティアスタッフで参加してくださり、

このライブを支えてくださいました。


AQUANOMEを始めた頃は、その楽器の多さと、

特殊な音色をうまくサウンドとして作り上げるのに、

本当に大変だったと思います。

私たちと一緒に、船で航海してくれている、大切な、メンバーの一人。

彼女のサウンドがあることで、私は、常にその気になれるのです。



[プロデューサー演出 宮川雅彦のこと]


 4月のガンガラーから始まって、クエストに至るまで、

本当にありがとう!!

 6月に入ってからは、リリースの準備も重なって、

徹夜、徹夜が続いていて、お休みがありませんでした。

 アルバムカバーを担当してくださった北見隆さんと出会えたのも、

彼のおかげ。


 もう少ししたら、彼を本業の舞台に戻してあげたいなと思っています。

と、思いきや、すでに、来年1月に実現するプロジエクトが、

すでに動き出していて、また忙しくなるね。

 クエストホールのライブが終わって、とりあえず、

お疲れ様でした。