●おんちゃんのご長寿珍回答!笑った!
「いろいろ世話になりました。何よりも、
二人が仲睦まじかったことが、とても嬉しい。
心のこもったおもてなしを本当にありがとう」
年末から、お正月、我が家に遊びにきてくれた、
80歳になるおんちゃんから、
嬉しい手紙が届きました。
宮城県の泉区でひとり暮らしをしている80歳になる叔父。
叔母が怪我をして施設に入っているので、
自分も、もうそろそろ、施設に入ろうかなどと言い出しているところだったのですが、
お正月に、他の兄弟たちや、私たちの友人たちと連日飲み交わして、
楽しいく過ごしたことで、またやる気を取り戻してくれたみたいで、
とても嬉しかったです。
この叔父なんですが、物や、俳優や、芸能人の名前、
もしかしたら私よりも、詳しいかもしれません。
世の中で起きていることを、ちゃんと感じて、
記憶しており、かなり冴え渡っています。
何より、私が嬉しかったのが、沖縄の歴史や、
基地のことや、辺野古のこと、
沖縄に深い共感を持っていてくれたことです。
ある日は、南部戦跡に行きたいというので、
夫のうさちゃんが、車でご案内してきました。
彼は、もともと弁護士になりたかったそうなのですが、
現役時代は、大手会社取締役も務めたエリートだったそうです。
頭の回転が早く、うさちゃんのつっこみに、
さらにおもしろい返しをしてきます。
彼は、私の大ファンで、ライブがあると夫婦で、
必ず来てくれました。
お正月、元旦、みんなで食事をしているときに、
突然、彼がこう言いました。
「永子が歌った、あの、なんだっけな?
ざわざわっとする、あの歌!ありゃ、いいな。私は好きだぁー。」
はて?ざわざわっとする、歌とは?
鳥肌のことか?鳥肌が立って、
ざわざわするぐらい、よいという意味なのか?
普通、ざわざわすると言われたら、いろんな想像がめぐりますよね?
テーブル一同、固まり、沈黙。
そして、みんなの頭の上にハテナ??
「おんちゃん、もしかして、サトウキビ畑って、歌のこと?」
と、私が言うと、
「そーだ、そーだ、あんだが歌ったやつは、ありゃ、いいっ!」
と、ざわざわっとする歌を、褒めてくれました。笑。
「おんちゃん、ざわざわじゃなくて、ざわわ、ざわわ、ざわわ、でしょ?」
「あー、そうそう!それだったな。」
このお正月、おんちゃんの、一言一言が、
ご長寿クイズ、珍回答のようで、ずっと
笑いが絶えませんでした。
佐藤家、本当に、明るいです。
亡くなった、私の父が、人や田舎の兄弟たちに対し、
常に気遣いの人だったということや、
私には、なんと二十七人の従兄弟がいること、
知らなかったことがたくさんわかりました。
叔父たちの表情の中に、私の父の面影が重なりました。
心温まる、素晴らしい2019年のはじまりでした。