●「心」になる時
私たちは、地球を去った後、
ひとまず、「心」になる。
私が私だと思っている私の周りには、
いろんな防衛的な考えがくっついている。
それも自分なんだろうと思うけど。
何かから自分を守ろうとしている時に、
自分の頭の中を駆け巡る思考は、
常に、私を重くする。
リュックに鉛でも入っているかのようです。
だから、歩みが遅い。
出しゃばって、人の荷物まで、持とうとするときもある。
自己犠牲的な行動で、足りない自分を満たそうとする。
時にそれは、その人から、学びのチャンスを奪うことになる。
そして、その人には、その荷物は持てないだろうと、
私は、相手を下に見ているのだ。多分。
大好きなことをしているときは、
それを荷物だとも思わす、
ヒョイっと持ち上げることができて、
すごく軽い。
自分の防衛的な思考から、持とうとする、
他人の荷物は重い。
もしも私が、「心」になったら、
どれだけ軽い人になるのだろう。
生きているうちに、
その軽い私に私は会えるのだろうか。
もうじき、母の命日がくる。