●先祖と神様と生きている人との間に繰り返される 優しいストーリー
焚き火をしました。
癒されるぅー。
午後、忙しかったので、料理はせず、
冷蔵庫にあるものを焚き火で焼いて、
庭飲みしました。
手入れをしたときに出た月桃の葉っぱ、
おおばき、モリンガの枯れた枝など、
パリパリに乾燥させていたので、炭と一緒に少しずつ燃やしました。
最近、私が超ハマっているのが、
仏壇.comというYouTube。
沖縄の仏壇のことや、
沖縄の人にとって、先祖がいかに大切な存在であるかを、わかりやすく解説しています。
5日に、沖縄では、
火の神様の行事、「うがんぶとぅち」がありました。
旧暦ではクリスマスイブにあたる日です。
うちには火の神様、火ぬ神は、おろしていませんが、この行事の道理がすごく面白い。
まず、台所にある火ぬ神の香炉は、何故、足が3つあるのか?
ということです。
なんと、火ぬ神の神様は3人いらっしゃるんだとか。
うがんぶとぅちの日に、3人のうちの2人の神様が、その家族の一年の願いや出来事を天に報告にいくのだそうです。
神様には1年の感謝を伝えると同時に、「できたら、いいことだけ、届けてくださいねー。」
と、いう気持ちを伝え、
それまでお願いしていた願いごとを、一旦、取り下げるんですね。
一年の終わりだから。
12日には旧正月がやってくるから。
3段に重ねたお餅にも意味がありました。
塩に3つの山があるのも、神様が3人いるから。
香炉に家族分の板香をたてて、火をつけたら、名前と干支を伝え、次は、神様が天に登るための階段作り。
3本続きの板香を左から一本、たてたら、火をつけ、感謝を伝え、次に2本目に火をつけ、同じことを7回繰り返すと、
やがて線香が時間差で、右上がりの階段になる。
本当だ!階段みたい。
その階段に2人の火ぬ神を案内すると、火ぬ神は、線香の階段を登り、天に昇天されるらしい。
火ぬ神を迎える日というのも旧盆のあとにあるらしく、そのときは、右から線香をつけるんですって。
あの世から地上に降りてくるための、お線香の階段なんですね?
沖縄の方々は、
一年中、この、神ごとの道理と作法と感謝とともに、神様と暮らしているんですね。
何故そうするのか、という、ストーリーあるのもとっても面白い。
これ、
何故やるのかわからなかったら、
ほんとに覚えられない。
この番組で、
解説している女性、ユタでも、霊能者でもないところがよい。
長男のお嫁さんになってから、必要があって、たくさん勉強したんだそうです。そのうちに、この道理がわかってくると、神ごとを楽しくできるようになったのだとか。
結婚してから、家系図で、先祖のことを調べ、供養されていない方や、お墓に入れていない方、家族に認識されていない、行く場所のない先祖を探して、行事があるごとに、自宅に魂を招き、ご飯を食べて行ってもらうようにしてから、男の子がたくさん生まれるようになり、
良いことが続いたそうです。
画面には紙と手が写るだけなんだけど、
何かの紙にさささっと、文字で残して書いてくれださるから、すごくわかりやすく、覚えやすい。
私が毎回、印象に残ったのは、
自分の至らなさを、神に詫びるという行為が、必ず、作法の中に入っているということ。
神様はちゃんと詫びたら、許してくださるのだそうです。
そしてなんと!?
長男の夫の愛人は、亡くなったら、
その長男の夫の仏壇に入るということ。
残された妻は、複雑だろうな。
わたしなら嫌だ。笑。
愛人の分まで、仏壇見きれるのだろうか?
でもそうしないと、道理がとうらず、
家族の誰かが病気になったり、男の子が生まれないなど、子孫にも影響が出る可能性があるらしい。
他人事ながら、どきどきして見てしまった。
そんなこんな、ありとあらゆる解説がわかりやすくされているので、
内地の方で、長男のお嫁さんになった方、
火の神を持ちたい方、是非、仏壇.com参考にされてください。
私は長男嫁ではないけど、
移住10年なる今、先祖と神様と生きている人との間に繰り返される、
優しいストーリー、感謝、思いやりの気持ち。
少しだけ意識してみようと、思い始めました。