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2023年11月 8日

●POPSの設計図

今作っているアルバム。
全曲、自分のアレンジですが、
自分でアレンジをしていてすごく思ったことがありました。
印象に残るPOPSのアレンジはね、設計図のようなもの。
すべてが計算されていて、最終的に長い年月風化しない、
建築物になる。
プロのミュージシャンたちは、一つ一つ、アレンジャーから指定されたメロディーを、
一言一句変えない。
舞台のセリフと同じ。
作家が紡ぎ出した言葉を、役者が勝手に言いやすいように変えてはならないのと同じ。
演奏する側からしたら、ちっとも自由ではないかもしれない。
でもね、だからこそ、普遍的ないいものができる。
演奏家のエゴが出過ぎたり、状況を舐めた、適当な演奏されると、
時間をかけてアレンジしてきた設計図が、
全く成立しなくなる。
音楽も台無しだ。
私は、昨年から、
何度か、いろんなレコーディングのパターンを体験して、
成功したり、失敗したりして、その答えに辿り着いた。
ある仲間たちに、「EPOは、もう、あちら側の人」と、
いらぬネガティブ・キャンペーンをされて、
すごく迷惑を被ったことがありました。
あちら側とは、いい意味なのかな?
それとも、そうではないのかな?
その発言をした、ギターリストに説明を求めたいと、
今も思う。
スタジオミュージシャンと呼ばれる人々の素晴らしさよ!
彼らはみんな、現役の素晴らしいライブアーティストでもある。
その彼らと、音楽を楽しむ私を、
「あちら側の人」と表現した彼は、
彼らのような、ミュージシャンたちの素晴らしさを知らないのだと思う。
それとも彼らや、私への嫉妬かな。
ライブでも素晴らしいから、スタジオで完璧な演奏をするのだよ。
スタジオミュージシャンの人たちは。
この日も、最高の演奏家が集められ、
最高の演奏が繰り広げられた。
いよいよ11日放送です。生演奏で楽しむシティー・ポップ!
よかったら見てね。
素晴らしいアーティストと、永遠の名曲がたくさん登場します。