« 2007年3月21日 | 日記TOP | 2007年3月28日 »

2007年3月22日

●価値観を肯定されたい

今日の葉山!とても暖かく、気持ちがよかったですね。
春に向けて、精神的にブラッシュ・アップしたい方が増えているせいでしよう。
自分の価値観が正しいかどうか、誰かに肯定してもらいたい!
そんなふうに思い、こちらにみえる方がとても増えています。
ご本人は、素晴らしい価値観を持っているのに、お母さんや、お父さん、兄弟に否定されてきたことが続き、
すっかり自信喪失、または、なるべく家族の価値観に合うように、
意図的に失敗を望むなど、ほんとうにもったいない生き方をしてしまう、私たち。
お母さんに「だから、言ったでしょ?親の言うことを聞かないからよ!」
という一言に、答えてあげられるような結果を親に与えてあげると、
親に愛されると勘違いしてしまう私たち。
全ては、小さい時のプログラムの仕業。
今日のセッションを通じて、自分にも、同じようなことがあったなあと、
ふと思い出したことがありました。

中学の頃、私はバレーボールの選手でした。
唯一自分が、自分を解放できる時間でしたが、
「ピアノは何のために、習わせてるんだ!バレーボールでメシ食うつもりか!」と、
両親に反対されていました。でも、反対を押し切り、360日毎日、練習に通う日々。

当時、ちょっぴりいじめに合っていたチームメイトと、私が親しくしているというだけで、
仲間から、口をきいてもらえないことがずっと続きました。とても辛かった。なんで?なんで?って、
そんなことをする友達の心が、理解できなかった。

私は、チームの中で、主力アタッカーでしたが、ある日、メンバーから、「EPO、レギュラーからおりてくれる?」
まさか、そんなことで、クラブを追われることになろうとは...。
バレーボールは大好きだけど、仲間に無視されることは、精神的に本当にきついものがありました。
私と、その子は、ふたりだけ、孤立してしまいました。

家に帰って「人間関係に疲れたから、バレーは止める。」と母に伝えたところ、
「バカだね、嫌われている子に、かたを持つからだよ。バレーなんか、止めろって言ったのに。親の言うことを、聞かないから、それみたことかってことが起きるのよ。」と、母が笑いました。
私は、どこにも癒される場所がありませんでした。

自分は、母に自分の心の痛みを理解されたかった。いじめに合っている友人の、サポートに回った自分の価値観を認めて欲しかった。
そんな、おかしなことを言う人たちに負けず、部活動にもどれと、励まされたかった。

期待は大きく外れ、得られると思った安堵は何も得られず、
学校では、いじめがますます激しくなり、私の中学時代は、混乱の日々でした。
自分がもっと強かったら...自分の価値観にもっと自信が持てたら。
その後、加藤先生という、クラブの担任が家に訪ねてきました。
「EPO、チームに戻れや、レギュラーはオレが決めたんや、誰にもお前をやめさせる権限はない!もどってこい!」
私は、その後、チームに復帰し、当時の1年生と、何度か試合に出たんだっけ。

今日は、ずっとそのことを、思い出していました。
そんなふうに言ってくれる先生、厳しかったけど、すごくうれしかった。
元気かな加藤先生。
私が、体育の先生をめざすきっかけになった先生のひとりでした。
あのひとことに、どれくらい、救われたか。

自分がされてうれしかったことを、たくさんたくさん、いろんな人とシエアし、
たくさん、お話したいと思っています。