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2007年7月13日

●風と海と空と

eponicaRecord第2弾
8月24日発売 『風と海と空と』シングル

この島を愛する全ての人達へ
EPOからのありがとう!

レコーディングが終わったのは12日早朝。
今日は、3時間眠って、作品のプロモーション・ビデオの打ち合わせをしました。

 4年前、万座ビーチホテルで、FM沖縄の公開録音がありました。
ゲストにお招きいただいていた私は、この日、初めてギターの弾き語りで、
この作品を発表したのでした。
 前日の夜、ベッドから飛び起きて、「そうそう、あの作りかけの曲を完成させて、明日歌わなきゃ」何かが降りてきたように、どうしても埋められなかった書きかけの歌詞の一部が、するすると出てきました。
 本番当日、昔からお世話になっている番組司会のFM沖縄の多喜さん(この作品に出てくる、ハッピー・アイランドというお昼の長寿番組のパーソナリティーの方でもあります。)や、デイレクターの中山さんが、心から喜んでくれました。

 私は、FM沖縄で、『風と海と空と』というレギュラー番組を担当していました。
この曲のタイトルは、その番組名かにちなんだものです。
 沖縄という場所は、私にとって、日本で一番たくさん訪れたところかもしれません。初めて沖縄に行ったのは、19歳の頃。海の美しさや、人の優しさ、食べ物のおいしさ、全ての文化にショックを受けました。
 それからかしら?ハマってしまったのは。
当時からミュージシャン仲間の間では、「沖縄でコンサートをするのはとても大変なこと」と言われていました。交通費は高いし、大人数のツアーなんか、不可能でした。
 ところが、どういうわけか、沖縄と私をつないでくださる方々とのご縁があり仕事の域を超えて、年に何度も沖縄での時間を過ごすようになりました。
 企業の方々だったり、商店街の方だったり、ミュージシャンの人達、役者さん、などなど、本当に多くの方々のサポートをいただき、FM沖縄でレギュラー番組を持つことになったのでした。
 ありがたいことに、沖縄の神様に好いていただいているのかもしれません。
おかげさまで、この島にやってくるたび、友達がたくさんできました。そして、島の歴史や歌や、私たちが失いかけている大切なことを、彼らの生活の中からたくさん教わってきました。
 そんな大切な人達に、いつか、音楽で、私らしいお返しができたらいいなと考えていたのが、この作品でした。
 沖縄がテーマだからといって、絶対に三線の音は入れない、沖縄音階は入れない、自分が沖縄の人のふりをしない。理由は、私にとっての沖縄が、いつまでも敷居の高い大切な場所にしておきたかっったのと、
ありのままの、私を受け入れてくれた、沖縄の人達に、ありのままの音楽を伝えたかったからでした。

私と同じように沖縄に恋をしている人達が、たくさんいます。
その人達の気持ちを代弁することにもなるかもしれません。
この美しい島を愛する人達全てに捧げたいと思っています。
eponicaでも通信販売を行いますので、お楽しみに。