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2007年8月 2日

●嵐の浄化

あんな雷見たことない!

久しぶりの日記です。
地方でのコンサートが何本かあり、行ったりきたりで、バタバタでした。
PAの音がなかなか決まらず、モニターの中で、自分の声が気持ちよく聞こえなくて、かなりストレス。
なんとか、力で、声を押し出そうとしてしまうから、声帯をプッシュしちゃうじゃないよ。
 私ね、大きな音が鳴ったり、誰かが怒ったりした時に、腕と胸が痛くなる。ライブ会場とかで、スタッフ同士ががなり合っていたりする声とか、実は、大嫌い。腕が痛いのなんのって。
 クリエイティブなものを、作るためのプロセスなんだろうとは思うのだけど、私は、かなり耐えられない。歌う前に、エネルギーが収縮してしまう。感情的になった人から、エネルギ−を奪われたような気持ちになるからかな。すごく疲労する。
こんなところで、勝負すんなよって思う。妖精も逃げちゃうよ。
 そんな状態になる前に、私が「お願いだから、ちゃんと音楽をモニターの中で作って!」と、不満を爆発させればいいのかしら?
 なんか、それも嫌ね。音に不満はあるけど、私は怒っちいゃいないもの。
それは、感情とは別のもの。用件を、ポトっとそこに置けばいいだけなのに、
どうも感情的にならないと、伝わらないって思っていることの方が多いかもね。私たち。その場を、借りて、自分を発散してるのかな。
 最終的に手に入れたいものが、手に入ればいいのにね。
 しかしな...そりゃないでしよ?音が決まらないのに、方向性をリクエストすると、ふてくされたり、目の前で、お弁当食べられたり、タバコ吸われたりするのって、とても悲しい。「どうせ、営業仕事で適当に歌ってるんだろう?」ぐらいに思われてるのかな。
 私は、皆とチームだと思ってるのよ?初めて仕事するPAの人とも。なのに、残念。そんな、愛の無い珍しい現場が、続いたの。でも、素晴らしいことに、お客様には愛があった。野外で、最もやりにくい感じの場所に、思いがけず何千人も集まってくださり、POPなものだけでなく、最近の音楽的な作品にも、じっくり耳を傾けてくれた。私とお客様の間には、信頼関係が確実にあった。それが救いだったな。
 そういえば、こちらのスタッフがと現場ですごくもめた主催者に、契約書をあらかじめ送っていたのに、郵便が戻ってきちゃった。払ってくれるのかな。ギャラ。心配。

 そんな気持ちの連続で戻ってきた葉山に癒された。
 すごかったですね。雨、風、雷!
 自然はすごい。雷が光ると、一瞬にして、昼間のような明るさです。
なんだか、体の中にエネルギーがチャージされてくるみたいな感じ。
浄化の雨でしようか?
 窓の外を見ながら、そんな中、『風と海と空と』の登録手続きに追われていた私。
 葉山の花火、今年も雨か...。
と、あきらめかけていたけれど、なんとすごい!
最終的に、決行しましたよ。小雨の中!
雷と花火、一緒に光っていましたね。
 
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