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2008年2月28日

●坂本サトルという人

今日は一日カウンセリングでした。
夜から、坂本サトルさんと葉山でリハーサル。宮崎の門川町でジョイントする予定。生で聴くサトルさんの声はすごく魅力的。ジガーズ・サン以来、独立し独自の活動を展開中のサトルさん。一段と素敵な人に成長されていました。う〜ん、なんというのかな、マネージャーまかせで、のほほんとわかままな男性アーティストがいたとすれば、そういうひ弱な感じは全くなく、自分の生き方、行動に責任持ってる感じ。そう!男は、こうでなくちゃね!私と服部女史、「坂本さん、すてき〜〜」てな感じで、ややこしやな場面は、ほとんどサトルさんに助けていただいたような次第。本当にありがとう!どの地方へ行っても「坂本君は実に、いい男だ!」と、同性の共感者が多いのもわかる。うん。同性にモテる男は信用できる。今回のジョイントでは、彼と、一緒に演奏するシーンもあり、今日はそのリハでした。無事に、楽しく楽曲が決まり、本番が楽しみです。本当は、ゆっくり飲みたかったものの、なんとサトルさん明日から札幌だとか!偶然にも、私も、明日から北海道。3/1日に、Aguriの久しぶりのLIVEです。前乗りリハ。リーダーの金子竜太郎さんも、鼓童から独立し、様々なシーンで活躍中です。電話でお話したら、すごい雪なんだとか。無事にたどりつけるかな、留萌。


2008年2月26日

●STBその後

STBのLIVEの打ち上げで、親友のピヨコと合流。国府弘子さん(ピヨコ)も、ピカピカしていました。人のオーラがまぶしいというのは、
こういうことなのかな。きくところによると、銀座でのLIVEも素晴らしかったみたい!だからですね。
アメリカ、ポートランドから友人の荒木もかけつけてくれて、久しぶりにお話をしました。いただいた彼の写真集に感動。
とにかくいい!!写真と言葉!彼は、もともと北海道で、生徒に大人気の中学の体育の先生。突然先生をやめ、
アメリカに渡り、ファシリテーターとして活躍。日本でも様々なワークョップを展開中です。これからは、日本、アジア、アメリカを中心に、
何やら地球を元気にするプロジエクトを考えているらしい。いつ会っても、どこか怪しく、優しく、そして、ポジティブな男です。
打ち上げで本当にゆっくりお話をしたいのは、頑張ってくれたメンバー達なんだけど、ごめんね。皆、体ひとつで足りなく、
なかなかゆっくりメンバー話ができなかったのが、心残り。
実は、翌日から、私、お寂し病。今度、いつ皆に会えるんだろう...。あんなに素敵な音楽を演奏してくれた、私の心の友達に。
と、思うと、早く次のアクアノームを企画しなければと思うわけ。
その日は、東京に泊まり、風の強い街でちょっとお買い物をし、横浜にある万葉の湯で体のメンテナンスをし、それから数日はのんびり過ごしました。
収縮日の最終日、東京吉祥寺で、服部女史、宮川さんと、3人で串田和美さんと白井晃さんの芝居を見ました。少し、難解でもありましたが、おもしろかった。
芝居が終わって、久しぶりに、白井さんと少し話をしました。
「ちょっと難しい芝居かもしれないけど、個人的にはこういうのも、好きなんですよ。」
わかるわかる。表現者としては、そうであって、あたりまえのことかもしれません。
私も、ショーロ・クラブの沢田さん主催の現代音楽的なライブで、普段なかなかステージでできない声を出したり、
不協和音の中で即興やったりするの大好きだもん!
初めて行ったシアターだったけど、とてもいい劇場でした。
芝居もいいな。たまに見るの。服部女史は葉山で、私の仕事で忙しいけれど、時間をみつけては東京に出向き、
見てきた音楽や芝居の感動を伝えてくれる。その表情がとても生き生きしていいのです。
スケジュールには、私も、こういった鑑賞日をもっと組み込まなくてはいけないな。
芝居を見たあと、スクエアという沖縄料理屋で、岩原智さん、奥さんのねもっちゃん(新星中学の同級生、バスケ部)と合流。
アクアノームで岩原君のベースがすごく進化したこと、そして彼のサウンドアプローチが、この音楽の重要な役割として存在していたこと、
それは、何故か?一日目のリハに笹じいがお腹をこわしてお休みしたことは、実は、他のメンバーにとって、
自分の役割を再認識させるすごくよい時間であったことに気がついた。
こういう話がしたかったな、打ち上げでも。体が足りないんだよね。来てくれた人たちみんなとお話しようとすると。

何本飲んだかな?泡盛?いいな、たまには東京で飲むのも。
そして私は、東京駅に泊まり、翌日仙台に向かったのでした。あ〜楽しかった。


2008年2月23日

●お店で買えない音楽

うお〜〜!!STBのLIVEが無事に終わりました。
たくさんのお客様にご来場いただき、感激です。本当にありがとうございました。
今日の演奏!皆はすごかったよ!!私、体を忘れたもの。
そして、仙台のカフェミルトンの三浦さんご夫婦のお導きで、「この人はEPOと気が会う!」と、ご紹介いただいた桑山哲也さんが、ボタンアコーディオンで、飛び入りしてくださり「男と女のタンゴ」「君と僕」で、素晴らしい演奏をしてくださいました。これもすごかったことのひとつ。
 今回、あらためて思いました、アクアノーム本当に、様々な可能性を秘めたユニットに成長しつつあることを実感しました。
 海外でやってみたい。そんな思いが今強くあります。
年に2回はやりますよ!!これからは、自分のためにも!


2008年2月21日

●2/22日 リハーサルから戻りました。

いよいよ明日は、昨年9月に行われた、パルlコ劇場以来の東京六本木STBでのLIVEです。
2日間にわたるリハーサルも無事に終わり、さきほど葉山に戻ってきました。
今回のアクアノームは、新しいメンバーにバイオリンの江藤有希さんを迎え、馬頭琴・のどうたの嵯峨治彦さんとの素晴らしい弦のアンサンブルもききどころです。
笹子さんのギターはもちろんですが、
今回、アクアノームの色付けに大きな存在となる秋元カヲルさんのVocal、バンジョーギターは、新鮮な旋律を奏でています。
 ここ数年、のびのびと作り上げてきた自分の音楽。
誰からもコントロールされることのない自由な表現。
私がずっと探していた、場所。
 私の中でずっと外に出るのを恐れていた、私らしさ。
 一番大切にしている自分の中の光り輝く場所から生まれてきた作品たちを、
どうか、皆さん、一緒に聴いてあげてくださいね〜。

EPO アクアノームの夢

〜 まるでどこかの国の伝統音楽のようでもあり、
  それは体の奥に誰もが引き継いできた音叉をはじく。
  私たちは理由もなく懐かしさに胸が震える。 〜

会場:東京・六本木 STB139
   (東京都港区六本木6-7-11)

出演:EPO(Vo)、笹子重治(g)、秋元カヲル(g)、渡辺亮(per)、
   嵯峨治彦(馬頭琴・のどうた)、岩原智(b,チューバ)、
   江藤有希(バイオリン)

時間:開場 午後18:00 開演19:30 
   ※入場整理券を当日15:00より配布予定

料金:6,300円
チケット: STB139 TEL:03-5474-0139  http://stb139.co.jp/
     チケットぴあ TEL:0570-02-9999
      ローソンチケット TEL:0570-000-777 

お開い合わせ:STB139 TEL:03-5474-0139


2008年2月17日

●怪獣よサラバ4

怪獣よサラバ4

FIJI島の離島YASAWAのホテルの従業員のほとんどは、このYASAWA島に住んでいる人たち。ホテルから、歩いて45分ほどのところに住み、毎日通っているといいます。街灯も民家もほとんどないのに、ひとりで帰れる?大丈夫?と聴くと、「治安はいいよ〜。懐中電灯一本で、のんびり歩いて帰るさ。」
この島では、お金の流通がほとんどないそうです。島にお金のやりとりが必要なビジネスが無いと言ってもいいのかな。
 私は、ホテルから、船に乗り、近隣の村に行った以外、ホテルの外に出ていないので、どんな店があるのか全くわからないのだけれど。
 お金の流通があるといえば、「ホテルの屋根をふくための草、ホテルに仕入れる魚介や野菜、フルーツ、その時は現金のやりとりがあるけど、生活に必要なものは家でほとんどとれるから、お金を使う機会が全くないの。」
 そういえば、海岸にも、うっとおしいお土産売りの人がひとりもいなかった。 島全体が、純粋なエネルギーとともに、のんびりしているのは、そういうこともあるのかな。
 葉山にいると、一日一歩も外に出ないことが何日もあって、お金を使うのが何回かしかない私です.
それで、お金がたまってるかと言えば、やはり、気持ちよく仕事をするのに必要な経費を、ケチケチしないのが、eponicaの方針。
 気がつけば、支払いで使ったのは、売店で購入したアロエローションとポテトチップくらい。
 「お金を使う」「何かを買う」ことをすっかり忘れるくらい、YASAWAでの毎日は満たされていたといってもいいのかもしれません。
ふと、想像しましたよ...こ〜んな所に住んだら、私はどんな気持ちになるかしらって。

 そうそう...小笠原の横顔さん〜。プライベートライブのラブコール、いつもありがとうございます。
船じゃないといけないんですよね...確か小笠原には...。私の船の恐怖症...ヒプノで治せるかな。早く、克服しないと。
 


 


2008年2月14日

●愛に降伏


旅日記の途中になりますが、マイアミ報告です。

 今回のBBSH、ダイナミックでありました。
宿題は、2回も期日までに送れず、「宿題を期日までに出せない気持ちの裏にどんな思いがあるのか、じっくり自分と向き合いましょう。」と、愛のある呼び出しをいただき...とほほな私。
 さて、問題を先送りにする自分、どんな自分なのかな。
この一ヶ月、自分にご褒美をあげ、いかに、最高のご褒美を自分が受け取る資格を持っているかを実践し、うっとりと旅や音楽の中で過ごしていた私でした。
 そうしていても、自分の内面をじっくりと見つめる時間でもある宿題は嫌いな訳ではなかった自分に気付きました。
 では、何故、宿題を出せなかったかといえば、多忙な毎日、こなさなくてはならない作業がたくさんあり、そのために、集中が中断される日常の中にいても「私は短い時間の中にいても、この30分間は、宿題をやります!」というインテンションができていないという結論に達しました。
 来学期は試験もある。頑張らないと。
今回のマイアミも、私の中の、大きなプロセスと向き合い、毒、吐き出しました〜。笑!
 「私!私〜〜みてみて〜」一番得意なこと、一番自分が輝く瞬間、そういうものを自分が持っていると思っているのに、EPOである時間を離れて、栄子として、大勢の中にいると自分の存在をわざと、消そうとしたりする自分がいたりする。
 昔からそういうところがある。「ねえ。見てみて、私、こんなに素敵」って、ガツガツ自分を表現する人が苦手。そうなりたくない。みたいな。では、何故、自分を表現してはいけないの?それを、いけないことだって思う自分がいるの?ということも見ていく必要があるんだけどね。
 なんで、自分の気配を消そうとするのか、理由がよくわかんないんだけど...。それもなんらかの自己防衛なのよね。きっと。
 大学の時だったかな、友達になったばかりの圭子に、「EPOってさ、自分のことほとんど話さないよね。」って言われたのを、思い出した。
 そういえば、そうかもしれない。」と、思い、いざ、自分の話をしようと思うと、何を話したらいいのかわからなくなる。打ち解けてからは、彼女とは、無二の親友になったけど。

 マイアミでも、あの時のような自分がいて、いろんな人種の人たちの中に入ると、自分を表現することがすごく不安。
 私、自分なんかダメって、思ってるのよ。どっかで。自己評価低いの。
 クラスの皆は、よく発言するのに、自分だけポツンと何も言えない。
英語に自信がないのもあるけど。
「自分の意見なんか、小さいこと、くだらないこと」って、セルフジャジが始まると、私にも意見や感じていることがあるのに、発言したい気持ちと、「あんたの意見なんか、バカにされるからやめといたほうがいいよ。英語も下手だし、笑われるよ。」という、スーパーエゴの声が聞こえ、自分がひとりで葛藤し、ドキドキしている。なんじゃ?これ?バカみたい。だって先生は、「自分の国の言葉で言ってもいいのよ!」と、言ってくれてるのに。
 そんな自分がずっと嫌で、今回の後半、思い切って手をあげて発言したよ。
「あなたの夢は何ですか?シエアしたい人!」私、バクバクしながら、前に出た!
「私の夢は、なんで自分が歌手になったのか、その理由を知ることです。」
言えた〜気持ちよかった!
 皆の前で完璧でいなくてはならない、恥をかいてはならないというこの思い込み。どんな自分でも、皆から受け入れられるんだって安心感に、もっと自分をゆだねてみよう。
 そうそう、いつか、「晴れたら空に豆まいて」のライブの時、メタメタになった自分を思い出そう。会場で暖かく私の失敗を見守ってくれて、笑って楽しんでくれた皆から、助けてもらったことを、もっと思い出そう。
 私に必要なのは、サレンダー。愛に降伏することなんだ。

 そうそう、6月にある、4年生を送るセレモニーで、私の学年の出し物の音楽を担当することになりました。
 テーマは4つのエレメント。火、風、水、土。得意な世界だな。


 


2008年2月13日

●怪獣よサラバ3


 FIJIから帰国後、マイアミに出発。ちょっと日記があいてしまい、ごめんなさいね。

私が滞在したコテージは、一番はじにある、ハネムーンエリア。ピヨコの部屋とは離れてしまって、ちょと残念。目の前が波打ち際という素晴らしいロケーションでした。大きな窓。鳥の声。そして波の音。青い空。光。お風呂はシャーのみ。
部屋の中と、外のデッキについています。さっそく、外のデッキでお日様を浴びながら、シャワーを浴びることにしました。う〜ん、壮快!!誰からも見えないから、裸のままね。もう最高だあ〜。
それから20分ほど、お昼。(乗り継ぎをいれたら、合計9時間のフライトだけど、機内では忙しかったから、けっこう疲れたな)
 心地の良い波の音をBGMに、しばしのリラックスタイム、っていうか、5日間毎日これができるってすごくないかい?
 その後、水着に着替え、ちょっと周りを散策。すれ違う人たちは皆にこやかに「ブラ〜」っと、声をかけてくる。ゆるむな〜。サイクロンが近づいているとのことで、波は高いけれど、泳げないほどではない。白い砂、青い波〜。あ〜溶けてゆく〜。手つかずの自然は、海岸線沿いにずっと続いていました。鉄とか電気の線とか、そういうものが、全く視界に無いというのは、すごいことです。遠くで、マリンスポーツのアクティビティー係りのお兄さんが、手を振っています。
 岩がごつごつと出ている、波の少ないとこを歩いていた時のこと。突然プシャっと水しぶき!その水しぶきがばしゃばしゃと走っていくではないの!いったい何?見ると、黒く長いヘビのような魚...たぶん、ウツボかな。私が来るまでは、のんびりと浅瀬の暖かい水辺で昼寝でもしていたのだろうか、人間の足音を聴いて、急に目がさめたのかしら?すごくびっくりして、パニック状態?ごめんよ〜起こしちゃって。
 このシーン、このあたりを歩いている間、ずっと続きました。
それにしても、私たちが来る前は一週間、ずっと雨だったなんて考えられないほどの太陽。
 日焼け止めを、もっと念入りに塗ってくるんだったな。