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2008年11月19日

●言葉の矢、痛いね。

 BBSHの宿題を終えてさっき、沖縄の浦添にある通称部室と呼ばれてる、三角屋に集まる仲間に電話したの。一時過ぎだったけど、皆がいた!仲良したちの声が聴けてよかったな。

 そういえば、先日の桜坂で行われたアサイラムイベントでのMUSIC&DRAMA。
本番あとで時計を見たら、20分という短い時間だったのだけれど、
ぐぐっとエネルギーの詰まった内容だったようで、その後も、たくさんの方々から感動や、暖かい感想をいただき、すごくうれしかったです。
 中には、うれしい感想ばかりではなく、一通、見逃せない内容のものがあった。
 
 あなたにも、私たちにもチョイスがあることを忘れないで欲しい。
あなたが、私たちを選ばなくても、私たちはあなたを嫌いにならない。

 物事の解釈、感じ方というのは、人それぞれです。
その人が今まで体験してきた何かに、どのように触れるかで、反応はそれぞれ。
好きな歌、嫌いな歌。好きな言葉、嫌いな言葉。
なんでもない瞬間に、急に感情が高ぶること。私にもある。

 気持ちよく泣けたり、感動したり、もしくは、怒りになったり。
みんな違って、みんないいのだけれど。
 ひとつ言っておきたい。

 もの作りはね、自分の体の羽を抜いて、それを反物にするように、いつでも神様の声とずれていないかを確認しながら、一緒に作品を作るの。
 だからお金をいただくの。
 
 それは、表現者の痛みから生まれることの方が多い。
お墓参りをするような気持ちで、亡くなった方へ花をたむけるような気持ちで生まれる歌もある。新曲の『こどもの国』はまさにそういう作品。
 私は、基本的に私は、生まれてきたら、生きなければならないと思っているの。
それぞれの設計図どうりにね。設計図どうりだったら、それはOKなのだとも思う。
その設計図は、生きている私たちには知らされないことの方が多いけど。
 
 だから、私の音楽の避難所に、火をつけて燃やすようなことは止めて欲しい。
なぜなら、音楽や芝居は、誰かを傷つけようとする意図で生まれてはいないから。

 文学座、こまつ座出身、劇団ぶてばのメンバーだった演出&俳優の宮川さんがね、
ある人のメッセージを読んでイラっとしてる私にこう言ったの。

 「う〜んMUSIC&DRAMAは、僕が思うに、本当に芝居の世界に近づいてきたんだなって、思った。個人の解釈がこうも広がる力を持っているということだから。これが、本来、芝居が持つ力だ。でも怒ろうぜ!このメール!頭にきた!」
 
 ものわかりのよい、寛容を装う、いい人を止めた私に共感してくれた。

 ほんとうにいい奴だよ!うさちゃん!
自分で芝居を作るときも、いろんなお客さんがいて、お客さんが勝手に解釈して、いろんなこと言われたと、そんな話も聴いたことがある。
 
 へこむよ。私たちも、人間だから。

私たちの音楽や芝居は、誰かを傷つけようとする意図で生まれない。
これは真実。