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2008年11月21日

●長岡明徳高校で歌った

昨日、長岡明徳高校で歌ってきました。そのことを、夕べ、日記に書いたんだけう〜ん、消えちゃったのかなあ。もう一度、書きますね。それよりも早く、先生や生徒さんから投稿をいただき、すごくうれしかったです。

 長岡で初雪を見ました。当日は、雷が鳴るほどのドシャ雪。電車のダイヤも乱れてるときき、生徒さんたちが無事にたどりつけるか心配でした。どの学校のライブでも、先生たちがいつも心配するのは、ノリのことや、お行儀のこと。でも、そういうことは、授業の一環としてのライブには、まったく関係ないのです。ノリがよいからとか、静かだからとかで、私たちの音楽の内容や、気持ちは全く影響されないの。明徳高校の方々は、とても繊細でデリケートな空気を持っていた。その中で、私たちは「本当に伝えたいこと」ということを音楽で集中させることができたように思いました。真剣に聴いてくれる皆に、恥ずかしくない私たちでいたいと、思った。お話しも、音楽も、生徒さんたちに吸い込まれていくようだった。

 私が子供のころ、私の周りにいた大人というのは、学校の先生か、両親しかいなかったのね。だから、我が家がどんなに異常な家庭環境であるかを比べることもできなくて、それが普通なんだって思ってた。でもなんでこんなに悲しくなるんだろう、とか、辛くなるんだろうとか、毎日不安でいっぱいなんだろうとか、その気持ちを誰にも離すことができなかったのは、「皆の家も、きっと同じなんだろうな」って、思っていたから。

 異常なことがあたりまえな家だから、変だと思っていなかったの。でももしも、あの時、私の周りに、自分が感じていることを普通に話せる大人や、先生がいて、「それって、変だよ?我慢しなくていいよ」って、言ってもらえたら、どんなにか、自分が楽だっただろうと思うの。学校ライブで歌いながら、お話しをしながら、実は、私もあの頃の自分に寄り添っている。自分が誰かにして欲しかったことを、自分のためにしているような気がする。

 そうそう、皆さん、自分に手紙書いてみてね。未来に起こって欲しいことだけ、あたかも夢を実現させたかのような現在進行形で、「その夢が誰にとってもよいこと」というエコロジカルなものであれば、必ず、周囲からのサポートが得られるように、宇宙エネルギーは働いてくれるらしいよ。