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2010年7月 9日

●痛み...いけないことじゃないよ

あなたへ...
メッセージをいただいていたので、
お返事です。

心の痛み...痛いよね。
わかるよ。あなたに痛みがあること。
それ受け取ったよ。

私もそうだった。ずっとそうだった。
私も、子供の頃から、ずっと痛みと一緒にいたの。
心が晴れたことなんか一日もなかった。
そして、その痛みに似たような体験を大人になってからも誰かを通じて日々、
体験してきた。
原点は両親から...兄弟から..そして、幼稚園の先生から、
学校の先生から、友達から...
なんで、こうも、同じような気持ちにさせられるのかなって思っていた。

「させられるのかな?」というところがミソ。
させられる=誰かのせい。

あまりにも不可思議な、人生に起きる繰り返しのパターン。
同じことを言われても、なんとも思わない人もいるのに、
私は何故、こうも繊細にネガティブに傷ついてしまうのだろう?と、
不思議で仕方がなかった。
ということは、相手のせいではなく、私に問題があるのだと気がつき、
この心の仕組みを学び始めたんだけど。

そのことに気がつくまで、私にとって痛みは友達みないなものだった。
友達みたいなものなのに、「なくなればいいのに、こんな痛み」って、思ってた。
そうしたら、もっと痛くなった。

BBSH(バーバラ・ブレナンのヒーリング・スクール)に通っていたとき、
先生からずっと言われていたの。
その痛みを自分から切り離さないで、一緒にいなさいと。
切り離すから、痛みがでるのだと。
痛みの中にしっかり自分を存在させ、その痛みを充分に感じなさいと。
わざわざ、なんでそんなことしなきゃいけないのか、
私はムカついた。
その意味を理解するのに、マイアミでのこの4年は価値のある時間だった。
どうしたら、その痛みを客観的に見ることができるかって?
まずは、その痛みの正体を知ること。
私の痛みの下には、自分がまだ受け入れることのできない、
不安や恐怖があったの。
自分が、未だ体験したことの無い場所...それってとても不安だし、怖い。

何故、不安なのか?
何故、それが怖いのか?
何故?何故?そこになにがあるの?
って、ずっとずっと自分に問いかけてみてね。
もうひとりの自分が、その時の体験をきっと答えてくれる。

そうすると、ひとこと。
言えなかった感情が出てくる。
あまりにも周りの人に粗末にされすぎて、
感じることもできなかった痛みの原点に触れる瞬間が来る。

本当は悲しかったの。
とても怖かったんだ。
恥ずかしかったの。
くやしかった...。
もっと、話を聴いて欲しかった。
ありのままの自分を受け入れて欲しかった。

もしくは自分を否定したい感情とか、
そういうものが出てくるかもしれない。
自分を自分で否定するなんて、
もっとも痛いことだ...。
自分で自分を消してしまいたい感情はもっと。

私は先日このプロセスを体験したばかり。
本当に痛かった。

でもね、このことが自分に出て来たときに、是非、あなたにはこう思って欲しい。

心に痛みがあることは、いけないことじゃないよ。
痛みを持っている自分のことも愛せるかな?
痛みを持っているからと言って、あなたが全部ダメなわけではない。
あなたの、痛みを自分から排除しなければ、
痛みはあなたの導き手となって、貴方を光りの世界にきっと導いてくれる。

私も、まだまだ完了されたわけではない。
いまだって、小さい頃の自分にすぐにもどって、
え〜ん...って泣いちゃう。
でもその時にこの魔法を使う。

何故?何故?そこになにがあるの?何を体験したの?
それで、その体験には何があるの?
って、どんどん、どんどん、納得するまで聴いていく。
そうすると、静かに心が落ち着いてくる。

いけないことじゃないよ...痛みを持っていることは。
いけないことじゃないよ...怒りを現すことも。

もうひとつの魔法を教えてあげる。
おへその3センチ上にね、Core Starという名前の、自分という神様がいるの。

その神様に心からお願いをして。
「どうか私にポジティブな変化が起こりますように」って。
驚くほど、心が落ち着いてきます。

eponica48号の『泣きたくなったらおしえてね』のエッセイに、
今回私が体験した心のプロセスを細かく載せています。
よかったら、購読してね。