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2010年10月12日

●10/22STBリハーサル

午後1時からリハーサル。
本日のRHメニュー、20代の作品から7曲。
大きなチャレンジです。
Choro Clubと亮さんの演奏で、過去の痛みがポジティブに再構築され、
生まれ変わり、しっかり自分がリハで統合されてゆきました。

行きの車の中で、
久しぶりに昔の作品を聴きながらスタジオに向かった...。
ロンドンレコーディングのDannyのアレンジが今聴いても全く古くなっていないことに、
驚きました。

ああ〜それにしても、
昔の曲は、とてもスムースに作業が運ぶ。
POPSというのはあるパターンがあるからかもしれないな...。

今の作品、特に30代以降のものは、
非常に強い世界を持っているから、それを音に表現するプロセスがとても楽しい。
これはAQUA NOMEにも共通する。
詩が心の描写としてものすごくリアルだからかなああ...。
恋だ..愛だ...と対象が相手に向けられているのにくらべ、
自分自身に向けて問いかけとして歌われているせいもある。
より正直に、より人間らしく、より矛盾をもって表現してこそ、
ありのままの自分が表現できるような気がする。
そういう意味で、ミュージシャンから溢れ出す純粋なエンセンスに助けられて、
始めて成立する世界と言ってもいいかも。
皆が、この作品達に共鳴してくれているからこそ生まれる音!
とにかく、すばらしですよ〜。
新曲の「いけないことかな」「こどもの国」「本当はね」
これ、すごいです。
またリハで気持ちがオエっと込み上げて...泣いてしまった。

この時間...私はとても生きている気がする。
私という人間を、自分が確認している作業というか...。











●アンケートのご返信ありがとうございました。

eponicaリニューアルに向け、ご購読者の皆様に発送されたアンケート。
毎日たくさんの方から、FAXやメールで、ご返信いただきました。
本当にありがとうございました。

皆さんからのご意見を参考にしながら、
ファンクラブの会員の皆様にしか体験できない、
スペシャルな企画をたくさん考えていきたいと思います。

いよいよ今日は、10/22(金)STBで行われるLIVEのリハ。
歌いたい作品がたくさんありすぎて、困っています。

20代の頃の作品も、ショーロ・クラブ&亮さんアプローチで、
練習するつもり。

EPOの今・昔...EPO原理主義の方にも、WICA以降のEPOファンの方にも、
楽しんでいただけるような内容を、考えています。

ここ最近、考えていた、「匠にならない自分」それが何故なのか...。
自分の中で分離した過去と今を、
統合させる作業を、ここから2週間すすめていきたいと思っています。

最近読み始めた  肚(はら)〜人間の重心/〜カール・フリート・デュルクハイム〜著
という本の中に、こんな言葉がありました。

『人間は、本質との一体化ができないうちは、
たとえば、本質によらないものに規定された自我の中で生きているうちは、
完成されない。』

私に起こっていたことは、もしかしたらこれだ...と、
目を見開いて、何度も何度も読み返してしまいました。

過去の痛みを手放したいのに、トラウマとなって、
なかなか手放せない...。
もしかしたら、その痛みと向き合うことを避けるために、
逆に、その痛みに自分は依存していたのかもしれないな。
ある意味...疾病利得?

たとえ、過去の中のどこかの時期に、
私が規定された自我の中で自分が生きていた経験があったとしても、
それは、そうするしか自分には選択が無かったからであり。
そして、それは、いけないことでも、
誰かを責めることでもないのだと。

ならば、今という規定の無い、自由な意識の中で、
作品達を自分の中から生まれてきたものとして、
もういちど、自分と一緒に音楽を作ってくれる仲間と、
皆が好きだといってくれる、20代に作った作品を、
楽しんで再構築することができるはずだと、
逆にわくわくしてきたのでした。

あ〜楽しみだ!