2012年、新年あけましておめでとうございます。
Twitter等でご存知かと思いますが、
年末に左腕ひじを骨折し、手首をあ脱臼という怪我をしてしまいました。
今まで経験したことのない痛みと、左をかばうが故の、
体の歪みとこわばりで、腰は痛むは、気持ちは落ち込むは...。
とほほです。
普段、よく食べるこの私が、食欲もなく、
動物がそうするように、なのでしようか?日々眠くて眠くて、
1月は本当に、よく眠っております。
あと、一週間の安静。その後、ゆっくりリハビリに入ります。
皆さんは、どんなお正月を迎えられましたか?
私は、このお正月、身をもって、大きなプロセスを体験しました。
「何もできない」そんな自分でも存在していいのだという、
無条件の愛にサレンダーしています。
ようやく、左指が動かせるようになったので、
年末からの自分の心のプロセスをちょっと書いてみました。
毎年、年末になると、お正月の過ごし方の件で、私はイライラしはじめ、
我が家は大げんか。
悪い癖で、私は、自分が関わる誰かが幸せかどうか、楽しいかどうかが、
全て自分の責任であるかのように思うところがあります。
性分というのは、恐ろしいです。
そんなわけで、お正月における自分の立ち居値を考えると、
体力的にも、精神的にも分裂してしまい、
それが、私たちのモメごとの問題になります。
一昨年は、宮川家、9人、うさちゃんのコーディネーションのもと、
家族全員で、大きなリビングルームのある軽井沢のホテルで新年を迎えました。
誰もが休めたし、皆が楽だった。私たちができる精一杯のイベントだったんだけどな。
それでも、両親の不満がでる。しかも今頃。
「結局、皆が、それぞれの部屋に入っちゃって、顔も見せに来なかったじゃないのよ?」
そんなことなかっと思うけど?何か、歪曲を感じるな〜と思いながら
母の話をよくよく聴いてみると、
めったに、家族全員が揃うことがないのに、せっかく皆が集まっても、
ほうって置かれたと感じていたらしいのです。
それは、このお正月のことだけでなく、日常、彼らが私たちに対して感じている思いが、乗っけられたメッセージでした。
「ほうって置かれていて寂しい。」という気持ちは「怒り」として伝わってきました。
年老いた両親に対して、
確かに私たちは、弁解できないそれぞれの家族の現実を生きていました。
「友達とも話してたんだけどね、やっぱり、こういうことってさ、
嫁さん次第なのよね。」
私は、どっちに入っているんだろう...。
本音を冗談まじりに聴かされると、
私の肩には自動的に100万トンの期待と、プレッシャーがのしかかる。
別にスルーして聴いとけばいいのに、と、人には言えるのに。
「私の幸せは、あんたがどれくらい私に服従するかにかかっている。」
実の母の口癖は、今も、私の心の呪縛となって、うさちゃんのママに対しても、転移を起こしちゃうのでした。
両親も元気といいながら、88歳。
昨年、宮川家はいろんな出来事があったから、今年こそ、両親が望む年越しと、お正月をプレゼントしたいと、年末は、ひとり心が先走ってしまいました。
私の中に、どこかTVで見た事のあるような、幸せな正月家族幻想があるからなんだな。佐藤の家だって、私たちが成人してからは、全員揃ったことなかったのに。
結局、うさちゃんが、私の年末の忙しい私のスケジュールや体調を気づかってくれて、今年は千葉で年越しと、お正月をしようと、決めてくれたので、少し、心が楽になりました。
うさちゃんが、せっかく私のことを思って決断してくれた方針なのに、
30日ぎりぎりまで仕事のある自分が、自分たちの休みもとれない、
大掃除も、何もできない事に対して、ひとりイライラ。
そんな時だったの...
忘年会から帰ってきた時、そのイライラに火がついて、
別のイライラに飛び火した瞬間、ツルっと滑って、左手をついてしまった。
左手...に、私の体の全体中が乗ったら、ミシっと折れた。
言い換えるとね、
私に、家族全体の期待を乗せてみたら腕が折れた。
「どうせ、最初からひとりで、持てないんだよ〜こんな重たいものなんか。
それに、誰も、求めてないし。
もうちょっとわかれよ!自分!」
ということを、痛みを通じて学んだ年末だったのでした。
両親は、私たちが気をもむこともなく、自立してお正月の準備をいろいろとしていてくれました。
うさちゃんとつきあってから、今年で、9年目。(驚)
おせち料理を注文した以外、嫁として何もしなかったお正月を体験したのって、初めてかもしれない。
なんか、すご〜く楽しめたし、楽ちんだった。
これからも、うさちゃんママに甘えて、お願いしちゃおう。
現在は、怪我が完治するまで、全ての家事全般を、
うさちゃんが完璧にこなしてくれています。
心から、感謝。
早く治して日常復帰したいです。
皆さん、今年も、どうぞよろしくお願いいたします。