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2012年1月11日

●2012年もよろしくお願いいたします。

2012年、新年あけましておめでとうございます。

Twitter等でご存知かと思いますが、

年末に左腕ひじを骨折し、手首をあ脱臼という怪我をしてしまいました。

今まで経験したことのない痛みと、左をかばうが故の、

体の歪みとこわばりで、腰は痛むは、気持ちは落ち込むは...。

とほほです。

 

普段、よく食べるこの私が、食欲もなく、

動物がそうするように、なのでしようか?日々眠くて眠くて、

1月は本当に、よく眠っております。

あと、一週間の安静。その後、ゆっくりリハビリに入ります。

 

皆さんは、どんなお正月を迎えられましたか?

私は、このお正月、身をもって、大きなプロセスを体験しました。

「何もできない」そんな自分でも存在していいのだという、

無条件の愛にサレンダーしています。

ようやく、左指が動かせるようになったので、

年末からの自分の心のプロセスをちょっと書いてみました。

 

毎年、年末になると、お正月の過ごし方の件で、私はイライラしはじめ、

我が家は大げんか。

悪い癖で、私は、自分が関わる誰かが幸せかどうか、楽しいかどうかが、

全て自分の責任であるかのように思うところがあります。

性分というのは、恐ろしいです。

そんなわけで、お正月における自分の立ち居値を考えると、

体力的にも、精神的にも分裂してしまい、

それが、私たちのモメごとの問題になります。

 

一昨年は、宮川家、9人、うさちゃんのコーディネーションのもと、

家族全員で、大きなリビングルームのある軽井沢のホテルで新年を迎えました。

誰もが休めたし、皆が楽だった。私たちができる精一杯のイベントだったんだけどな。

それでも、両親の不満がでる。しかも今頃。

 

「結局、皆が、それぞれの部屋に入っちゃって、顔も見せに来なかったじゃないのよ?」

そんなことなかっと思うけど?何か、歪曲を感じるな〜と思いながら

母の話をよくよく聴いてみると、

めったに、家族全員が揃うことがないのに、せっかく皆が集まっても、

ほうって置かれたと感じていたらしいのです。

それは、このお正月のことだけでなく、日常、彼らが私たちに対して感じている思いが、乗っけられたメッセージでした。

 

「ほうって置かれていて寂しい。」という気持ちは「怒り」として伝わってきました。

年老いた両親に対して、

確かに私たちは、弁解できないそれぞれの家族の現実を生きていました。

 

「友達とも話してたんだけどね、やっぱり、こういうことってさ、

嫁さん次第なのよね。」

私は、どっちに入っているんだろう...。

本音を冗談まじりに聴かされると、

私の肩には自動的に100万トンの期待と、プレッシャーがのしかかる。

別にスルーして聴いとけばいいのに、と、人には言えるのに。

「私の幸せは、あんたがどれくらい私に服従するかにかかっている。」

実の母の口癖は、今も、私の心の呪縛となって、うさちゃんのママに対しても、転移を起こしちゃうのでした。

 

両親も元気といいながら、88歳。

昨年、宮川家はいろんな出来事があったから、今年こそ、両親が望む年越しと、お正月をプレゼントしたいと、年末は、ひとり心が先走ってしまいました。

私の中に、どこかTVで見た事のあるような、幸せな正月家族幻想があるからなんだな。佐藤の家だって、私たちが成人してからは、全員揃ったことなかったのに。

 結局、うさちゃんが、私の年末の忙しい私のスケジュールや体調を気づかってくれて、今年は千葉で年越しと、お正月をしようと、決めてくれたので、少し、心が楽になりました。

うさちゃんが、せっかく私のことを思って決断してくれた方針なのに、

30日ぎりぎりまで仕事のある自分が、自分たちの休みもとれない、

大掃除も、何もできない事に対して、ひとりイライラ。

そんな時だったの...

忘年会から帰ってきた時、そのイライラに火がついて、

別のイライラに飛び火した瞬間、ツルっと滑って、左手をついてしまった。

左手...に、私の体の全体中が乗ったら、ミシっと折れた。

言い換えるとね、

私に、家族全体の期待を乗せてみたら腕が折れた。

「どうせ、最初からひとりで、持てないんだよ〜こんな重たいものなんか。

それに、誰も、求めてないし。

もうちょっとわかれよ!自分!」

ということを、痛みを通じて学んだ年末だったのでした。

 

両親は、私たちが気をもむこともなく、自立してお正月の準備をいろいろとしていてくれました。

うさちゃんとつきあってから、今年で、9年目。(驚)

おせち料理を注文した以外、嫁として何もしなかったお正月を体験したのって、初めてかもしれない。

なんか、すご〜く楽しめたし、楽ちんだった。

これからも、うさちゃんママに甘えて、お願いしちゃおう。

 

現在は、怪我が完治するまで、全ての家事全般を、

うさちゃんが完璧にこなしてくれています。

心から、感謝。

早く治して日常復帰したいです。

 

皆さん、今年も、どうぞよろしくお願いいたします。