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2012年3月30日

●ご注意!お年寄りが会いやすい詐欺。

最近、両親の家に、「いらない貴金属ありませんか?買い取りますけど。」と、
背広を着た男女が、直接家を訪ねてきたという。
家に上がり込んで、査定させてほしいぐらいの勢いで。
こういう詐欺事件や強盗の警告記事がネットに出ていたので、
調べてみた。
「ちょっとでもお金に変えてもらえるなら」と、心が動く人につけ込んだ巧妙な詐欺。
場合によっては、「30分後にまたくるので、売れそうな貴金属、出しておいてください」と、プレッシャーをかけるらしい。
彼らは、いかにも、会社員風で、相手に安心感を与えるような雰囲気でやってくる。

両親に、「こうこう、こんな感じの人たちじゃなかった?男女ふたりで、
会社員風で?」と、聴くと、母の目が一瞬見開いたようになった。
私たちに叱られると思ったのかな...
その後、スルーされた。

彼らは、玄関先で家主と話をしながら時間を稼ぎ、家の中の形状や、
いざというときの逃げ道などを調べたり、
家主がどれぐらい、ストレンジャーに対して、油断してるか、
人となりを調査する。

京都では強盗殺人事件も起こっている。
昨年、両親の家の周辺では、「うまい投資話があるんですけど」なとど、
直接電話をかけてきたり、いかにもなパンフレットを送ってくる、劇場型投資詐欺被害も起きていて、これまたうさちゃんが、ネットから被害状況をプロントアウトし、
彼らに見せることで、ようやく彼らも気がついた。
「だって、いい人そうだったわよ?」
うちの両親に限ってと、思ってたのに...。

お年寄りにとっては、本当に怖い世の中ですね。
最近の我が家の悩みは、これだけではない。

皆のご両親にも伝えて!講習会を伴う、健康食品の罠。
会費100円を払うと、買わなくてもいろんなものがもらえる。

50人〜60人規模で講習会なるものを、開き、
オマケ付きで、「ここでしか買えない特別商品」を売る、
健康食品。しかも高額。
「お子さんたちに、健康面で迷惑かけたくないでしよう?」
言葉巧みに、サプリや、布団や、なんだこりゃ?みたいなものを、
売りつける。

健康器具に至っては30万ぐらいする。
(実は実家に帰ると、びりびりするような椅子や、わけのわからない健康グッズが、ごろごろしている)

あきらかに、騙されてるよ?
と、子供たちは必死になって止めるけど、そう伝えても、彼らには、伝わらない。
「これがあるおかげで、病気もしないんだと思うの」
「健康食品のおかげかねえ?」
「あんたたちよりも、大切にしてくれるのよ。皆、よくしてくれるの。いい子たちよ?
こないだね、ご飯も食べて、泊まっていったの。」

は?

「講習会で、挨拶をたのまれてさ。」と、人前で、特別扱いされてる父は、うれしそう。
父は、戦争体験してるので、誰かから尊敬されたり、特別扱いされたりすることに、
と〜っても弱い。
「病院に入院した時、社長がわざわざ心配して、会いにきてくれたんだよ」
そりゃそうでしよう?
お父さんは、誰よりも、この会社の商品を買って、儲けさせてあげてるんだから。
もっと買ってもらえるように、彼を気持ちよくさせてあげてるに違いない。

まあ、とにかく、妙な話が続いたの。
あやしい...。
子供達は全員そう思ってる。

昨年は、いろんな詐欺事件が近所で起こってたので、
今回初めて、本気で調べてみた。
おいおい、ちょっと待って?それ、ネットに出てたよ?
ちょうど孫ぐらいの年齢の販売員が、年寄りに、とってもよくしてくれるらしい。
高齢の両親は、なかなか会いに来ない、子供や孫の面影を、彼らに重ね合わせて、
メロメロになって、つい商品を買ってあげちゃうんだなあ...。
それが、手口ですよ〜〜ったら。
ごはん食べに行ったり、家にまで、泊まったりするのも、
シナリオにあるわけ。

高い化粧品にいたっては、まとめ買いすることで、一万円相当のオマケがつくと歌い、
皆、買ってしまう。
わたしだって、そんなお金を、化粧品にかけたことがない、そんな金額なのよ〜?
「ものはいいんだから...」
ネットで調べてみたら、単品で買った方が、ずっとずっとずっと安いじゃないの?泣。

オマケに餌付けされた、老人たちが、
たくさんの被害に合っている。
ポン酢だの醤油だの、食パンだの、卵だの。
しかも賞味期限近いものばかり。

摘発された企業だけで、何社あるのかしら?
プリントアウトして親に見せたら、私が知ってる限り、
彼らが、つきあってる2社が、リストに入っていた。

しかし、彼らは、認めたくないらしい。
「同じ名前だけど、たぶん違うと思う。本社の住所が違うから。」
と、またスルーされた。
信じていたものに、がっかりしたくないのだろうな。

子供達に迷惑をかけないように元気でいなきゃ!
と、頑張る気持ちにつけ込む、健康食品の罠。

シナリオはよくできている。
皆さんが、お家に帰って、もしも、健康食品の講習会でもらったか、
買ったと言って、甘い食パンとか、お酢とか、寝具とか、電気びりびりの椅子とか、
枕とか、卵とか、白い袋に入った米2キロとか、レトルトのぞうすいとか、
そういうものを、みかけたら、気をつけてあげてね。

「子供には迷惑かけたくない」
そんなお年寄りの思いにつけ込んだ、
巧妙なシナリオだ。

ほんと...お願い。













2012年3月25日

●幻想を待つのはやめよう


どこまでしてあげたら、相手の空洞を埋めてあげることができるのか、
果てしない、底なし沼に水を注ぐような気分になることがある。

どんなにいい子でいても、
どんなに母に尽くしても、
その底なし沼は、底をもたないので、
ありとあらゆる彼女の我欲を飲み込んでいき、
沼は、決して満たされることがなかったの。
同時に私は、自分が存在するために、
喜んでこの沼に何かを投げ入れていてさえいた。
しかし、
私が、彼女に何かをしてあげなければならないと思い込んでいるうちは、
この沼は、永遠に存在し、私を追いつめることに気がついた。

まずは、自分で、自分を幸せにしなきゃね。

幸せは自分で作るものだよ。
自分でしか、空洞は埋められない。

誰かが自分を幸せにしてくれるはずだなんて、
そんな幻想を持つことをやめよう。

それは幻想...存在しないものを、待ち続け、
それが来ないからと言って怒ったり、不安になったり、人を責めたりするのは、
ほんとうに無駄なことだ。

だって、そんなものは最初から存在しないのだから。
来ないバスを待つから、不安になるのだよ。

この2週間、毎日このテーマと向き合うような日々だったな。

















2012年3月 9日

●どの目線にいるの?

昔、私のマネージャーが、
会社のごたごたで急性胃炎になって苦しんでいるとき、
近くにいた女性が、お酒の席で、彼にこう言ったの。
「あんたさあ...傷つくなんて、今時古いのよ。」

当時の私はまだ、子供だったから、
一瞬、この場で起こっていることがよく理解できなかったけど、
感覚的に、この彼女とは、
2度とプライベートで会ったとしても、
人として暖かい感情を通わせる関係にはならないだろうと思ったのを覚えている。

私がまだ、POPなEPOだけを歌っていた頃ね、私の周りには、
たくさんいたの。こういう人たち。
バブルのちょっと前。

そうかと思うと、彼らは「天然」と呼ばれる存在とか、
権威的なものとかに、ひらひらと、簡単に心を傾いたりと、
どこか共通している点があることに、
彼らに人としての弱さを感じていたの。

昨年の震災から、もうじき一年...。
東京にも直下型地震が来るかもしれない?
私たちは、どうする?

うさちゃんと私は、最近、未来の設計図をいろいろと話し合う時間が増えた。
その一方で、父の田舎、宮城で被災した私の親代わりのおんちゃんやおばちゃんたちのことや、たくさんの親戚、千葉で暮らすうさちゃんの両親のことを考えると、
答えの出ないことばかり。
答えが出なくてもね、頭から離れないのは、それは、皆、つながっているから。
絆があるから。

最近、「つながるとか、絆って、もうそろそろ、いいんじゃねえ?耳につかねえ?」
そういう乱暴な声が、時々聞こえてくることがある。

私の中で、あの時の女性の言葉が転移されて、
強い嫌悪感となる。

すごく嫌だったんだな...きっと私。
よくわからない立ち位置や目線でものを言う人。




























2012年3月 2日

●遠くの街まで散歩にでよう!

今日の私は、新しい私。
何も、変わっていないように見えても。
必ず、何かを作りだしている。
人間関係にも同じようなことが言えるな〜と思う。

ダンスの輪が少しずつ移動して、踊る相手が変わっていくように、
今、その人は、私と離れていくけれど、
どちらかがダンスを放棄しないうちは、
また同じ場所にその人はもどってくる。

お気に入りの男の子と手をつなぐのを、わくわくしながら楽しみに待っていた、
小学校の頃を思い出していた。

大人になると、自然に人と距離ができたり、
物理的な別れを体験したり、
急に大接近して仲良しになったり、
生きているって、本当にダイナミックだと思う。

最近続いている素晴らしい出会いの中に、
その再会を含むような出来事が含まれていて、
本当にうれしく思う。

な〜んだ、こんなに近くにいたのに、
何故、今まで会えなかったんだろう?
と、そんな出会いに笑ってしまう。
自分に守るものが多すぎて、そこまで歩いて行かなかったからだよと、思う。

近所から足を伸ばして、勇気を出して少し遠くの知らない街まで散歩に出ると、
新しい発見がたくさんあるみたいに、

Face Bookでも、たくさんの人たちと出会い、
素敵な人たちのエッセンスに触れている日々。
楽しいよ〜このごろ。
毎日、音楽も作ってるし。
私がこうして毎日無邪気に幸せなのも、うさちゃんのおかげ。
心から感謝です。