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2012年11月 6日

●真実を探す

昨晩、「アホは伝染するので、気をつけて。」と、
ある問題をFBでシエアした私を心配して、投稿してきた福祉ボランティアの人の投稿で、
考えさせられることがたくさんありました。

「アホは伝染する」と、この人が信じているのは、
鬱病の人の相談にのっていた人が、鬱になったからだといいます。

私は、この投稿に強い違和感を覚えました。

じやあ、鬱の人はアホなのですか?という質問を私がしたところ、
それは、たとえ話だと答えが返ってきました。
本当に思っているから、この方は、そのような言葉を選ぶのです。
この人が、自分の言葉に責任をとっていないことも、たいへん残念でした。

たとえ話にもエネルギーが宿り、それは、利用者さんに伝わります。

セラピストの中に未解決な問題があると、相手の問題によって、
自分の中にある問題が呼び起こされ、セラピストは必ずその問題を向き合わなければならなくなります。
そして、ニュートラルに話を聴くことができなくなる。
だから、何年もかけて、セラピスト自身が、自分のプロセスと向き合うのです。

それはいけないことですか?
私は、そうは思いません。
むしろその方の自己成長につながるのですから。

しかし、そのプロセスをせず、権威的な立場にのみ、あこがれる自称セラピストのなんと多いこと。

セラピストや、精神科のお医者さんに「あなたが弱いからだ」と、
逆に傷つけられたというクライアントを私たちは、何人も見てきました。
ひどい話です。

思い込みの中にある誤った信念によって、私たちはたくさんの誤解と分離を現実の中で体験しています。
その影響は、文化や、人種や、親子間、人間関係、そして自分自身にまで及びます。

無理解によって起きる戦争は、そのこと、そのものです。

他者からの、もしくは、自分自身に対する無理解のために、
人はなんらかの問題をかかえます。

その痛みと必死に向きあっているクライアントのプロセスに立ち会う仕事は、
本当に感動的。

何が真実で、何が真実でなかったのか、
その答えを、皆、必死に探そうとしているのです。

そのガイドとなるのが、私たちの感情。

思い込みの中にある誤った信念は、主に小さい頃に置かれた環境の中で、
体験した時の感情から作られます。

その思考は大人になってからもずっと使い続けられるため、現実社会の中で、
様々な問題を引き起こす原因となるのです。

小さい頃に、自分を守るために、子供の私が考えたことだのにね。
そんなものを大人になっても使っているなんて。

誤った思考パターンが私たちの心と体にエネルギーブロックを引き起こし、
体調不良や、心の不調、鬱の原因になります。

私は、たくさんの友達や、BBSHの先生たちのサポートによって、
何年も自分自身のこの問題に取り組んできました。
もちろん今も。この先も。

音楽にたとえれば、「なんか、このコードの聞こえ方、気持ち悪い」とか。
「メロディーの流れに無理がある」とか、「メロディーとコードがフィットしない」とか。

違和感として、伝わってくるのです。

音楽は、私に、本当の感情を教えてくれる。
何が自分にとって真実で、何が真実でないか。

自分が正直な感情と一緒にいられるとき、
たくさんの美しいメロディーとハーモニーと言葉が上から降りてきます。

私は、この経験をするために、生まれてきたのだと思います。
誤った信念の中にある本当のことを探すために。

今日は、12.1日の原宿クエスト・ホールのリハーサル。
AQUA NOMEは、私の魂のふるさとで歌っていた音楽です。