●隣の人の会話に耳が持っていかれた件
何を伝えたいかはっきり言うこと、
はっきりアピールすることは大切です。
コンビニや、飲食店の従業員の人たちが、
言っていることが、よくわからない。
なにか、ごにょごにょ私に話しているようだけど?
「え?私に言ってる?」
「はい」
こんなやりとりが、よくあります。
自分の耳が遠くなんたのかしら?と思い、
夫に「うさちゃん、今、何を聴かれたのかわかった?」と、聴くと、
「全然わかんなかった。」
彼にも理解できていなかったようで、ちょっと安心しました。
そういうときは、たいてい、
彼らが、店から言われたマニュアルをしゃべってる時であることに、気がつきました。
人とのコンタクトというのは、エネルギーレベルで交わされてるので、
何かをちゃんと「伝えたい」という目的を持っている時には、
「何を?そして、どんな意図を持って」
ということが必ずセットになってる必要があります。
意図と目的、これが明確であると、相手に、より伝わりやすいのです。
「マニュアルを言ってればいいや~店主の命令だし」
そこには、マニュアルをしゃべってるあなたがいるだけ。
人によっては、お客さまの、目も見ないしね。
それでは、あなたが伝えたいと思っている内容は届かないのだよ。
話は変わりますが、夕べの私の投稿...。
『仕事終わりで、
静かに食事をしたくて来たのだが。さぁ、お店で、何があった?』
に触れてみたいと思います。
昨日は、カウンセリングの予約の方がいらしたので、
羽田から葉山に直行、すぐにセッションという時間割。
クライアントの話をひたすら、
丁寧に聴いてさしあげる、というモードから、
ようやく自分の時間。
歩いて数分のところにできた
イタリアンのお店で、静かに晩ご飯ということになり、
店に向かいました。
店の外から、少女がポツンとテーブルにいたのが見えました。
私たちが店に向かって歩く道と平行して、
向かい側の道から、
早歩きで近づいてくる水色のボーダーを着た男性が、
私たちの前を横切るように、
最初に店に入りました。
店のドアをあけるなり、まだ席にもついてないのに、
「シャンパン二つ!」
というオーダー。
海風が乱暴に店内に吹いて来たような勢い。
先に店で待っていた少女の待ち人は、
この男性でした。
「一番、いいコースをふたつね!」
親子には見えない...。
恋人にも見えない...。
援助交際か?
この時点から、気になって仕方がない私。
この店、いつもは、静かで、
気持ちがいいのです。
海がみえる場所というのもあり、ファンが増え、
おいしい料理を食べにくる人たちが、3つのテーブルと、カウンターという狭い空間を、気持ちよくシエアするいい雰囲気なの。
それまで、一度も、他のテーブルの人たちの会話が、
聴こえたことなんかなかったのに。
まず、この二人。
大変に声が大きい。
そんな会話、人に聴かすなというぐらい、大きい。
少女は、女子大生。
ふたりのBFから口説かれて、
どっちにしょうかなという恋愛相談をこの男性にしにきた。
ひとりの彼の家は、遺産の取り分のことで家族や親戚が揉めてる件。
もうひとりの彼はロックミュージシャンで、自分が彼に粉をかけてる件。
男性は70歳。離婚歴4回。
昔、自称、六本木の帝王、新宿の虎と言われ、
一目置かれた存在だった件。(ぷふっとてもそんな風には見えない)
この子のママをくどいたことがあるが、
おの俺にも、落ちなかった件...。
これだけで、すごい情報量でしよ?
人がどんな会話しようといいんだけど、
声が大きすぎて、
食事と会話の邪魔..。
私は、何度も、何度も夫との会話に集中しようとするのですが、
耳がどうしてもそっちに持って行かれる。
しんどかった...とても。
家にもどって、「うさちゃん、すごく疲れた..。ごはんはおいしかったのに。」
夫がひとこと。
「要するにこの二人。
アピールがお互いに強いんだよね。
ねえねえ?俺って、私って、けっこういいこと言うだろう?
わかってる大人だろう?みたいなね。」
そうそう..そんな感じです。
意図どうり、店中にアピールされましたとも。ええ。
モテちゃう私。
私、私、私~私は私が好き~みたいな。
女子大生と、ごはんを食べながら、
彼女の恋愛相談にのってる、素敵な俺。
俺、俺、俺は俺が好き~~。
みたいなね。
意図と目的、これが明確であったために、
エネルギーレベルでのこの二人の自己アピールは、
100点でありました。
お料理は最高に美味しかった。
でも、疲れて消耗した。
お店の人も、注意して欲しかったな。
できれば。