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2015年3月16日

●ミラクルな夜でした。Leslie Keeさんとの再会。

3.14日。神奈川県鎌倉歐林洞 での初ライブ!大盛況のうちに終わりました。
自分がEPOのファンだったら、これが聴きたい!
そんなメニューで作品を選びました。
自分で言うのも恥ずかしいけど、
本当に丁寧に、しっかりと作られた名曲ばかりのラインナップ。
35周年に向けて、素晴らしいミュージシャンの方々のサポートをいただき、
今後も、何回か行われるこのセッションで、私は20代の頃の自分の作品と再会することになります。
今回のライブでも、ものすごく新鮮な気持ちで作品たちと向き合えました。
普通、アーティストは皆、社会が望むものをやり続けるわけだから、
私が、あえて、こんな書き方をすると、きょとんとされるかもしれませんが、
私にはどうしても、鳥のように一生同じ歌を歌い続けることができませんでした。
えいや〜っと自分の生き方を方向づけるハンドルを、
レコード会社ではなく、自分で持つようになりました。
芸能界の王道からちょっとはずれることで、体験することができた、
海外の音楽シーン。
自由な音楽活動。
風通しのよい人間関係や、新しい自分の可能性。
それまでのEPOをちょっとお休みすることで、
逆に失ったものがどれぐらいあったのかは、幸福な今の自分のことを思うと、数えるに値しないほどのものかもしれません。
ふりかえってみると、今のEPOを生きている時間の方がもうずっと長くて、
Wica以降の私をEPOだと思っているファンの方が多くなっていることは、
本当にうれしいことです。
そしてそういう方々が、今、再び、POPな作品を楽しそうに歌う私を、
自然に受け入れてくれているという今の現状に、
私はとても癒されてきました。
「今のEPOも昔のEPOも、全部同じEPOだよ」
友達やファンの人たちから聴く、その言葉が、なによりの励みです。
今回の鎌倉歐林洞 では、作品たちとの再会だけでなく、
ミラクルな人との再会がありました。
話は、何十年も遡ります。
当時所属していた事務所のスタッフが、ある日、私にこんな話をしてきました。
「シンガポールで、友達になった男の子がいるのですが、彼、epoさんの大ファンなんですって。今度、日本に留学することになったのですが、今度、ライブに連れて行っていいですか?」
「どうぞどうぞ!」
そこには、首からカメラを下げた、まだあどけない、かわいらしい少年が立っていました。
それが、今や世界的なフォトグラファーである、当時のLeslie Kee。
その後、20年が過ぎ、いろんなところで、Leslie Keeという名前を聴くようになりました。「まさか?」と思いながらも、
私はファッションの人じゃないので、それ以上、その名前が彼であることを、確かめたりもしていなかったんだけど、ある日、ヘア・メイクの友人が、
シンガポール人のLeslie Keeとう、すごいカメラマンと仕事をしたという話を聴き、
確実に、あのLeslie Keeであることが、わかったのでした。
うれしかったな。あのレスリーが!世界的なフォト・グラファーに成長していたなんて!
そうそう、そこで忘れてならないのが、
キーパーソンとして、登場する鎌倉歐林洞 の清島さん。
あの日、私は活動10年目にしてようやくCD化が実現した、
AQUANOMEのライブで、東京青山円形劇場にいました。
「EPOにどうしても会わせたい人がいるので、ライブに連れていきますね」そういって、清島さんが、「会わせたい人」という人を連れてきてくださったのでした。
そこにいたのが、Leslie Kee。
なんと、清島さんは、Leslieの日本の活動をサポートしていました。
久しぶりに会う、レスリーは素敵でかっこいい大人になっていました。
うれしかったな。本当に。
その時は、あまりゆっくりお話しができなかったんだけど、
そして、今回、この鎌倉歐林洞の楽屋で、彼がそれまで、どんな人生を歩んできたのか、 溢れるような勢いで、私に話をしてくれました。
ああ〜なんとミラクルな夜だったのだろう..。
2015年は、ちょっとすごくなりそうだ。


清水 まりさんの写真
清水 まりさんの写真
清水 まりさんの写真
清水 まりさんの写真
清水 まりさんの写真