●12.19日AQUANOME
スタイリストの清水まりさんから、
12.19日のAQUANOMEの、
素敵なレポートをシエアさせていただきました。
衣装を着て、ヘアーをこのようにしたら、
何か、特別なエネルギーが降りて来て、
その気になりました。
すごくしっくり来ました。
体に流れ込んでくるエネルギーが、
半端じゃありませんでした。
15周年で、殻を破り捨て、
新しくなったAQUANOME。
今後の可能性もいろいろ見えてきました。
私は、前を向いているので、
前しか見ません。
今回の決断により、
結果、私自身は、私自身のエッセンスに、
たくさん気がつくことができました。
メンバーと、自由で創造的なプロセスを楽しめたことも、
ほんとうに楽しかった。
この感覚に、ゴールと真実があったのだなと思いました。
スタイリストの清水まりさん、えりさん、
ヘアメイクの香椎さん、
そして、今回の衣装のイメージに、たくさんのインスピレーションをくれた、
那覇にあるショップ、icHoRa(イチョラ)のオーナー、
本村礼子さん、本当にありがとうございました。
【新しいAQUA NOMEの夜明けでした★】
土曜日は、EPOの『AQUA NOME』のライブでした。
15年前、彼女は、
ポップス以外の、彼女の中にあるもうひとつの世界をより具体的に表現するためのユニット『AQUA NOME』を結成しました。
それは 皆がよく知る、元気で弾けるようなポップなEPOの世界とは違う、
心の奥深くの襞に触れるような...
深い海の底から湧き出して、私たちに勇気を与えてくれるような...
聴いているだけで、懐かしさがこみ上げて いつしか涙が溢れてしまうような、そんな音楽の世界です。
今回は、15年目という節目の時に相応しく、新たな動きもありました。
コンサート前のリハーサル中に、EPOから、衣裳プランのオーダーに関するメッセージが届いたのですが、テーマは
〝大地の力を感じるような、ネイティブアメリカンみたいなイメージ...〟
おぉ!
私は、今回、全3回のヴォイスワークショップに全て参加していましたので、直ぐにそのイメージをつかむことができました。
早速、ネット検索してみつけた イメージに合った画像を送り、ヘアメイクの香椎ちゃんとも、ヘアアクセサリーについてのアイディアの打ち合わせを重ねました。
EPOが沖縄で手に入れたワイルドテイストなニットのベルトをアレンジするために、材料屋さんで、羽根や木のビーズ、革紐を購入して、ステージから離れた客席の方にも伝わるように、飾りを付けたりしてみた。
そして、当日。。。
前半の衣裳は、去年のAQUA NOMEコンサートでも使用した、沖縄発の若きデザイナー嘉数義成くんデザインの《LEQUIO》というリネン(麻)ブランドの黒のロングドレスに、EPOが今年沖縄で新たに手に入れた、新作の黒いロングベストをプラス★
後半の衣裳は、これまた一昨年のAQUA NOMEコンサートでも使用した、京都発のリネン(麻)ブランド《HALLELUJAHA》のピンクベージュのドレスと生成りのロングコートを、前出のネイティブアメリカン風ベルトでアレンジしました★
実は、沖縄在住の 共通の友人の本村礼子ちゃんが、今年8月に、長年の夢を叶えて沖縄市牧志に『icHoRa ( イチョラ ) 』というセレクトショップをオープン!
こちらでは、礼子ちゃんセレクトの、素敵なお洋服やアクセサリーがたくさん揃っていて、
前出の《LEQUIO》の商品も扱うようになり、今回の黒い新作のロングベストもEPO自身がこちらで調達しました。
先ほどのワイルドなニットのベルトも、イチョラで★
(沖縄に行かれた際は是非チェックしてください!)
今回は、ヘアメイクの香椎ちゃんも、大活躍でした。
香椎ちゃんとは、もうかれこれ20年近い付き合いになるのかな?
彼女が、売れっ子男性ヘアメイクアーティストのアシスタントだった時代からのお付き合いです。
頑張り屋さんの彼女は、ご家族のことで ほんとうにたいへんな時期を乗り越え、今は素敵な旦那様と一緒に、可愛い娘を育てながら、お仕事もしっかりこなしています。
そして今回は、打ち合わせしたイメージを的確に捉えて、ロングヘアのエクステンションを準備したり、羽根のヘアアクセサリーを作ってくれたりと大活躍★
実は、彼女とは、他の広告での仕事でも、長年タッグを組んでいるため、かなり息が合っています。
夏のさくらホールのコンサートの時は、リハが長引いて、ヘアメイク&衣裳着付け時間〝わずか20分〟!!!というあり得ない状況の中、ヘアメイクとスタイリストという垣根を越えて一致協力してなんとか本番に間に合わせられたのも、香椎ちゃんだからこそだった。笑
もうね、
「大丈夫、裸でステージに出すんじゃなければ...お客さんは、EPOの歌が聴ければいいんだから!」
なんて小声で囁きながら...笑顔で支度しました(汗)
香椎ちゃんのお姉さんのつもりの私は、彼女の成長が、本当に嬉しいのです。。。
そんな感じでスタイリングした衣裳は、
EPOが事前にイメージしたとおりの、まさに大地の女神のよう...!
ステージを見た、私の長年の友人が
「今日のEPOさんは、まるで〝ポカホンタス〟のようだったね!」
って言ってくれた。。。
〈ポカホンタス〉→ ネイティブアメリカンのパウハタン族の酋長の娘。
おぉ!まさしく目指していた通りのイメージが伝わったんだと、飛び上がりたいほど嬉しかったです。
最初に書いたとおり、15年目の節目の年のAQUA NOMEは、
ギターの秋元カヲルさん、パーカッションの渡辺亮さんと佐藤正治さん、ベース&チューバの岩原智さん、馬頭琴&喉歌(ホーミー) の嵯峨治彦さん、ヴァイオリンの江藤有希ちゃんという編成...
少しコンパクトになって、ピアノもEPO自身が弾くことになった...
そんな新生アクアノームは、ミニマムになったからこそ、それぞれのメンバーの個性が前面に出てきて、ひとつひとつのピースがよりくっきりと生かされてきた気がしました。
確かに、長い時間かけて作ってきた去年までのAQUA NOMEとは明らかに違う...
同じ曲をやっていても、
深い海の底にたゆとうような去年までの静かなAQUA NOMEの世界から飛び出して、、、
新生アクアノームは、まさしく大地の鼓動を感じるような、躍動感と、生きる喜びに満ちた世界でした。
いみじくも、開演前に、メンバーの渡辺亮さんが、
衣裳をつけたEPOを見て、
「慌てなくても大丈夫だよ〝酋長〟が出て行かなきゃ始まらないんだから!」
って皆に言ったっけ...笑
まだまだ荒削りかもしれないけれど、これから新しいAQUA NOMEが進化して育って行くのが本当に楽しみでわくわくしています。