●綺麗に道を歩くということ。
私たちの出身大学。
マイアミにあるバーバラブレナンの大学の時の同級生が、
亡くなったという知らせが届きました。
彼女は、素晴らしいアーティストで、亡くなる寸前に、
「そろそろ意識の移行が始まりそうよ」
と、近くにいた友達に自ら話をしていたそうです。
その時に、撮影された彼女の姿がすごく美しくて、
私はその写真を見て、思わず感動して泣き崩れてしまいました。
私たちの死は、物質的な肉体を失っても、
別の次元への意識の移行に過ぎないと、よく言われます。
それは知りつつも、3次元に住んでいる私には、
愛する友人を失ったという事には、
やはり喪失感と痛みを伴います。
だけど、彼女の最後表情は、
どこか近い未来を見ていて、悲しげではなく、
とても神聖で美しかった。
おそらく彼女自身が寝室に書いたのであろう壁には、
教会のような絵が書かれてあって、
ベッドはその前におかれていて、
彼女は、まるで、絵のような姿でした。
私は、彼女は、自分の書いた絵の中に帰って、
自身のアートと統合されたんだなと思いました。
大学卒業の後も、彼女と交流を続けていた音楽家の女友達は、
「彼女は私にアーティストとしての本当のあり方を教えてくれた」
と、仲間たちに投稿していました。
そういう神聖な表現者とは、
かけ離れたマインドを持った人たちの姿もたくさん見ます。
そういう人でさえ、自分をよくするために、
その方法を選んでいるんだと思うようにしています。
私も夫の宮川雅彦も、
自分の表現を、お金や肩書きや、社会的な居場所のために汚すことなく、
楽しく歩いて来られたということは、
本当に幸せなことだと思います。