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2023年9月26日

●『一生売れない心の準備はできてるか』

仕事を通じて沖縄とご縁が繋がってから、ほぼ30年。

プロモーションで沖縄に来るときに、

現在音楽プロデューサー、

野田陸司さんのインタビューを受けることが多く、

そこに必ずフォトグラファーとして同行してくださったのが、

『やちむん』の奈須重樹さんでした。

那覇の街中での、さりげない私の写真、

多分、沖縄の空気感の中で、

すごくリラックスしていたからだと思うんだけど、

奈須さんが撮ってくれた私の表情、いつもよかった。

ある時、彼が、「僕、『やちむん』というてバンドもやっていて、

今、ちょうどNHKの、『新しい沖縄の歌』で流れているから、

よかったらこれ聴いてください。」

と、私にCDをくれました。

それからは、幾度となく仕事を通じて会う機会があり、

また、那覇の平和通り商店街で開かれていたJAZZのイベントでも、

道でよく一緒に歌いました。

葉山に遊びにきてくれたこともあった。

私が沖縄に移住してからも、

道や商店街でばったり会って、軽く立ち話。

私は、『やちむん』の作品が好きで、自分の番組でも、

時々選曲したりしていました。

今回、『やちむん』の映画ができたと知って、

ずっと気になっていました。

そこに、ご本人から、手書きの便箋5枚に及ぶお手紙と、

映画のチラシが送られてきました。

クリエイターの當間早志監督と、

奈須さんは、長いお付き合い出そうで、

今回のドキュメンタリー映画は、

お互いの友情の証だと手紙に書かれてありました。

ということで、今週のFM沖縄『EPO風と海と空と』で、

彼のお手紙を読ませていただき、

この映画のご紹介をさせていただきました。

Radikoだったら、

今週いっぱい、ポッドキャストだったら、

ずっと聴けるので、是非聴いてくださいね。

音楽ライブドキュメンタリー、

「一生売れない心の準備はできてるか」

私は、もともと那須重樹さんのファン。

映画の中で歌われた作品は、ほとんど知っていたので、

スクリーンを見ながら、私も一緒に歌っていました。

2016年に行われた、首里劇場でのライブは本当に素晴らしかった。

自分も劇場の客席にいるような気持ちになり、

思わず、一緒に歌って、スクリーンに向かって、

手拍子、拍手しました。笑!楽しかった。

『一生売れない心の準備はできてるか』

衝撃的なタイトルではありますが、日常に疲れた人には、

是非、観ていただきたい映画であることは間違いないです。

この歌は、とことん、自分に覚悟ができてないと、作れないと思う。

本当に、名曲です。CDバージョンは、

EPOもコーラスで参加しています。

首里劇場は残念ながら取り壊しが決ってしまいましたが、

この映画の中で、

この劇場の雰囲気は十分に知ることができると思います。

このレトロで昭和ないい雰囲気。

いい意味で、いろんな時間が染み込んでいます。

会場に集まったたくさんのお客様、

バンドのメンバー全員が、

本当に楽しそうで、幸せそうで、

それも素敵だった。

本当に奈須さんのこと、

みんな、大好きなんだなと思いました。

映画の中のインタビュー・シーンで、

奈須さんが自分の素直な気持ちをたくさんお話しています。

その内容にもすごく共感できました。

なんだろう?奈須さんの正直さが気持ちいいし、

清々しいのです。

飾ることのないまっすぐな目線から吸い上げた、

言葉や、風景の描写。

彼の歌を聴いていると、まるで、映画みたいに、

私も、そこに一緒にいたんじゃないかと思うぐらい、

私が大好きな沖縄が浮かんでくる。

小さな道や、すば屋さんや、船や、橋や、

ハイビスカスや、海や、ひんぷんや、

いろんな沖縄の街の風景が見えてくる。

まだ沖縄に移住する前の私は、『やちむん』のCDを聴きながら、

恋しい沖縄への気持ちを彼の作品でずっと埋めていました。

映画を編集するにあたり長期にわたって、

細かい作業を続けてこられた、

當間早志監督の粘り強さ、

奈須重樹というアーティストに対する愛も、

素晴らしいです。

プロデューサー平良竜次さん含め、

當間監督、奈須さん、映画制作にあたり、

きっと、大変なこと、社会の仕組みに対する理不尽さや、

いろんな壁にいくつもぶち当たってきたことだろうと思います。

 

なのに、皆さんからは、作るものに対する情熱と、

ユーモアと、

作品と奈須さんという人への愛の話(多分、あれは愛だな)

しか出てこない。それも素敵。

 本当に、このチーム。

最強、最高です。

お話していて、すごく楽しかった。

彼らから、ちょっとミラクルな素敵なエピソードも聴きました。

実際に、映画の中でも、

「え?こんなことってあるの?」

みたいなシーンがあります。

きっとね、愛のあるところには、

見えない力が働くのだと思いました。

10/5(木)までシネマパレットで上映予定だそうです。

沖縄県内の方にも、県外から旅行にこられた方にも、

絶対に見てほしい映画です。

ライブを見に行く感覚でも、すごく楽しめます。

東京にいる沖縄大好きな仲間たちにも、

たくさん宣伝しようと思います。

『一生売れない心の準備はできてるか』

この作品は、

絶対にヒットチューンになりうるポテンシャルをもった歌です。

皆さん、ぜひ、応援よろしくお願いいたします。

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2023年9月24日

●AQUANOME@ガンガラー 予約開始しました!

私の中の特別なレイヤーにAQUANOMEがあり、
そのレイヤーの中から聴こえてくる響きや言葉を音楽にしたのがAQUANOMEです。
私は子供の頃から、
自分の中にある、いくつもの層の存在に、
気がついていました。
みんなもそうかと思っていた。
こうあるべき!
とか
こうしなさい!
とか
誰々みたいにしなさい!
誰々の真似をしなさい!
とか
親や、学校の先生が、
私に喋っていることの意味が、本当にわからなかった。
だって、それは、あたしじゃないから。
早く大人になって、
私を小さく無難にまとめようとする人たちや、
そういう考え方をする人たちから、
逃れたいと思ってきました。
だけど、社会にでたら、多くの人が無難を好み、
一つのイメージやブランドに安心しようとする人ばかりで、
私はレコード会社の中で、
アーティストとして生きにくさを抱えながら過ごしていました。
私の人生なのにな。
せっかく自分を歌うことが好きで、
生まれてきたのに。
だから私は、
ある時、一人で生きる選択をした。
会社を辞めて、事務所を辞めて。
自分のレコード会社を作り、
一人で歩き始めた。
世の中は意外にも、
私に寛容で優しかった。
そして私は、前よりも、ずっと自由になった。
自由になった時、
私という私(音楽、創作)活動を見つけた。
遊ぶことも、海で泳ぐことも、
花や野菜を育てることも、
友達とご飯を食べることも、
全てが、音楽につながっている。
AQUANOMEは、私が見つけた、
私の聖地。
今も、旅を続けながら、AQUANOMEは進化の過程にあります。
今回の旅の仲間は、この人たち。
出演
EPO (Vo.Gt)
宮田まこと(Gt.Perc)
ドン久保田(B)
宮良和明(Perc)
渡辺亮 (Perc)
嵯峨治彦(馬頭琴、喉歌)
下地イサム(Vo.Gt)
佐橋佳幸(Gt)
みなさん、ぜひ、そんなAQUANOMEにいらしてください。
9/24(日)24:00 予約開始しました!
「EPO AQUANOME GANGALA ~ミライカナイ~」
EPO web shop「Shop eponica」での先行販売です。
整理番号付きチケットになります。
お早めのご予約おすすめします!
公演概要
「EPO AQUANOME GANGALA ~ミライカナイ~」
日時:2023年12月9日(土)開場:18:00 開演:18:30
会場:ガンガラーの谷ケイブカフェ
料金:前売5500. 当日:6000.